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最終更新日 2025年7月1日

ページID 25365

【昼間講座:社会コース】2025年度後期世田谷市民大学

日程(全12回)

9月1日~12月15日(9月15日、10月13日、11月3日、11月24日を除く)

毎週月曜日

3時限:社会学の観点から考える「私」

講師:牧野智和(大妻女子大学教授)

時間:13時10分~14時30分

この講義では、社会学のさまざまな観点から「私」という存在について考えていきたいと思います。具体的には、社会学の理論や資料分析の成果から「私」の成り立ちを考えたり、アンケート調査やインタビュー調査の分析から「私」の個別具体的なあり方を考えたりしていきます。

第1回  「自己の社会学」の基礎的な考え方

第2回  「アイデンティティ」と社会

第3回  社会学理論から考える現代のアイデンティティ(1)

第4回  社会学理論から考える現代のアイデンティティ(2)

第5回  「自己」の成り立ちを歴史的に考える(1)

第6回  「自己」の成り立ちを歴史的に考える(2)

第7回  語られる自己(理論編)

第8回  語られる自己(分析編)

第9回  「自分を書く」ことの社会学

第10回  「自己」への向き合い方の近代史

第11回  「自己啓発」が浸透する現代社会

第12回  調査データから考える現代のアイデンティティ

 

4時限:〈衰亡〉の文明史~日本と人類の未来を読む

講師:吉見俊哉(國學院大學教授)

時間:14時50分~16時10分

21世紀、人類史は大きな転換期を迎えている。一言で言うなら、〈成長〉の時代から〈衰亡〉の時代への転換である。この大転換の原因は、18世紀末以降の産業革命がすでに地球環境の臨界に達し、「成長の限界」に至ったことだ。文明全体としてもう大きな成長がない以上、地球社会は今後、数世紀にわたる成熟ないし衰亡に向かう。その長い衰亡期を私たちはいかに理解すべきか。この講義では、文明史がこれまで経験してきた主に3つの衰亡期、(1)ローマ帝国、(2)古代中国、(3)西洋世界を取り上げつつ、これから始まる(4)アメリカの衰亡をも検討する。これは、〈衰亡〉の比較社会学序説とでも言うべき試みだが、右肩上がりの発展期以上に長く緩やかな衰亡期は、そこに生きる人々にとって文化的・精神的に充実したものになり得ることを示したい。

第1回 〈衰亡〉する日本

第2回 〈衰亡〉の比較社会学序説

第3回 〈衰亡〉するローマ帝国1

第4回 〈衰亡〉するローマ帝国2

第5回 〈衰亡〉する中華帝国:唐代から宋代へ1

第6回 〈衰亡〉する中華帝国:唐代から宋代へ2

第7回 〈停滞〉する西洋中世

第8回 〈停滞〉する西洋近世

第9回 〈崩壊〉するオスマン帝国と清帝国についての試論

第10回 〈衰亡〉する西洋近代についての試論

第11回 〈衰亡〉するアメリカ1

第12回 〈衰亡〉するアメリカ2

 

(注意)

講義日は、都合により変更になる場合があります。

講師の肩書きは2025年4月1日時点のものです。

講座の概要は、担当講師の執筆によるものです。

お問い合わせ先

市民大学・生涯大学事務局
電話番号   03-3412-3071
ファクシミリ 03-3412-3075
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〔市民活動推進課 電話番号 03-6304-3176 ファクシミリ 03-6304-3597〕