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最終更新日 2025年3月25日

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流行性耳下腺炎 (おたふく風邪)

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)とは

流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる感染症で、耳下腺の発熱と腫脹が主な症状で、その特徴的な病型から「おたふく風邪」とも呼ばれています。3~6歳の小児に多い感染症ですが、他の年齢でも感染することがあります。

症状

感染して2~3週間で、発熱、両側、あるいは片側の耳の下の腫れと痛みが起こり、顎の下にも広がることがあります。通常1 ~2週間で軽快します。まれに無菌性髄膜炎、 難聴、 精巣炎などの合併症を起こすことがあります。
また、感染しても症状が現れない不顕性感染が30%程度あるとされています。
成人が感染すると症状が重くなる傾向があります。特に思春期以降に感染した男性の約20%で片側か両側の精巣に炎症が起きます(精巣炎)。精巣の炎症は腫れとひどい痛みを引き起こすことがあります。

感染経路

感染経路は、咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる感染(飛沫感染)、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

治療・受診

特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。

予防方法

  • 予防接種が有効です。任意予防接種として1歳以上で接種することができます。
  • こまめなアルコール消毒や石けんでの手洗いを行いましょう。
  • 咳やくしゃみをするときには、口と鼻をティッシュでおおう等の咳エチケットを心掛けましょう。流行時期はマスクを着用したり人ごみを避けるなどしましょう。

 

 

お問い合わせ先

世田谷保健所 感染症対策課  

ファクシミリ:03-5432-3022