NASAの教育プログラムにより小中高生が国際宇宙ステーションの宇宙飛行士と交信!

最終更新日 令和5年8月7日

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烏山地域の小中高生がISSの宇宙飛行士とアマチュア無線で交信!

ISSとの交信の様子
宇宙飛行士へ質問!
ISSとの交信の様子2
約10分間の無線通信でした

8月3日(木曜日)、NASA(米航空宇宙局)の教育プログラム「ARISSスクールコンタクト」により、烏山地域の小中高生18人が、ISS(国際宇宙ステーション)の宇宙飛行士とアマチュア無線で交信しました。

今回の無線交信は、烏山区民センター運営協議会が「烏山宇宙プロジェクト」として進めたもので、令和3年7月、NASAの公式教育プログラム「ARISSスクールコンタクト」に申請して始動しました。公募で集まった烏山地域の小中学生25人(今年度高校へ進学した生徒を含む)が令和4年5月から令和5年5月までの10回にわたり、宇宙や無線通信に関する学習会やJAXA見学、英文の質問作成、英会話や交信の練習などの準備に取り組んできました。

迎えた当日は、区職員無線クラブが区立烏山北小学校にアマチュア無線局を置き、ISSと無線交信を行いました。交信可能な時間は、ISSが上空を通過する約10分間。その間に、会場に集まった15人と予め収録した音声での参加となった3人の小中高生達は、自ら考えた宇宙飛行士へ質問を英語で伝えていきます。

ISSが屋上のアンテナから見える地平線から上がってくる午後6時29分から交信開始。

スルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士の音声が聞こえた際、会場に静かな歓声が広がりました。アラブ首長国連邦(UAE)出身のネヤディ宇宙飛行士へ、子ども達が思い思いの質問を投げかけました。ネヤディさんは、子ども達の質問に一つ一つ丁寧に答えてくださり、子ども達の嬉しそうな表情や上手く伝えられて安心した様子が印象的でした。

会場ではUAEの特命全権大使や宇宙工学を学ぶ留学生も交信を見守り、交信前後には、子ども達と大使館や留学生の方々との国際交流の場面も数多く見られました。

当日交信の様子は、Youtubeチャンネル「烏山区民センター運営協議会」新しいウインドウが開きますにて配信されています。ぜひご覧ください。 

UAE大使館の方との交流
UAE大使館の方との交流も
無線通信アンテナ
約4mのアンテナで交信!
スルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士
宇宙から答えていただきました!

「烏山宇宙プロジェクト」とは

烏山区民センター運営協議会が主体となって立ち上げた「烏山宇宙プロジェクト」は、烏山地域の子どもたちが夢と希望をもって未来に羽ばたいていけるよう、無限の宇宙をテーマにしたイベント等を実施しながら、国際宇宙ステーションとの交信(ARISS(Amateur Radio on the International Space Station)スクールコンタクト)を実現させるプロジェクトです。

ARISSスクールコンタクトとは 

ARISSスクールコンタクトは、アマチュア無線を使用して、国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士と子どもたちが交信するNASAの公式教育プログラムです。

現在、全世界で50団体以上の申し込みがあり、申請から交信まで、約1年半から2年かかります。子どもたちにアマチュア無線の楽しさだけでなく、宇宙開発、通信技術への興味をかきたてる貴重な経験をしてもらうために、特に力を入れているプログラムです。 

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烏山総合支所地域振興課

電話番号 03-3326-1202

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