児童館を中心とした子どもの権利の拠点づくり検討会
最終更新日 令和6年3月29日
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児童館を中心とした子どもの権利の拠点づくり検討会について
価値観の多様化や地域のつながりの希薄化が進む中、児童虐待相談件数や不登校、自殺者の増加など子どもを取り巻く環境の厳しさが増しています。その中で、子どもが幸せな状態で成長していくために、「居場所」は不可欠な要素となっています。
全ての子どもが、日常の場面において子どもの権利を実感できる居場所(子どもの権利の拠点)を充実させていくとともに、令和7年度よりスタートする(仮称)世田谷区子ども・若者総合計画に居場所づくりの取組みを反映するため、区では、「児童館を中心とした子どもの権利の拠点づくり検討会」を立ち上げました。
検討会では、国で閣議決定された「こどもの居場所づくりに関する指針」を踏まえながら、地域・地区の子どもの権利の拠点として目指す姿や、それに向けて児童館に求められる役割等について検討を行い、令和6年3月に報告書を取りまとめました。
【子どもとともにつくる地域の子どもの居場所(児童館を中心とした子どもの権利の拠点づくりに関する報告書 (令和6年3月))】
児童館を中心とした子どもの権利の拠点づくりに関する報告書(概要版)
報告書の主な内容
1.課題
(1)「子どもの権利の拠点」の充実に向けて、官民問わず区内の全ての子どもの居場所が連携し、居場所全体の質の向上を図っていく必要がある。
(2)連携促進や質の向上のため、世田谷区においては、現在、地域の関係団体と連携・協力し、子どもの見守りネットワークの構築に中心となって取り組んでいる児童館が、全体を調整するコーディネート機能を担っていくことが期待される。
2.子どもたちの声から浮き彫りとなった課題
(1)遊び場をはじめとした居場所の不足
(2)子どもの声を反映する居場所運営
(3)子どものニーズを捉えた環境づくり
(4)居場所間の連携
(5)居場所全体の質の向上
3.子どもの権利の拠点づくりに向けた提言
(1)子どもの権利の拠点づくりに向けた取組みについて
1)子どもの権利の拠点づくりに向けた共通理念の策定
2) 居場所間の顔の見える関係づくり
3)地域の居場所全体の質の向上に向けた知識やスキルの共有
4)子どもの権利の理解と発信
5)災害時における子どもの居場所の確保に関する検討
6)子どもの権利の拠点づくりを評価・検証する仕組みづくり
(2) 児童館の役割について
1) 子どもの権利の拠点づくりの中核としてのコーディネート機能の拡充
2) 子どもの権利の拠点づくりの中核を担うための児童館運営の強化
子どもの権利の拠点づくりに向けたネットワーク図
検討会委員
氏名 |
所属 |
安部芳絵(会長) |
工学院大学教授 |
加藤悦雄(副会長) |
大妻女子大学教授 |
高石啓人 |
日本大学助教 |
尾﨑一美 | 社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会 地域社協課調整係長(子ども食堂運営支援団体) |
神林俊一 | 世田谷区外遊び推進員 |
三瓶七重 | NPO法人砧・多摩川あそび村(宿題クラブ運営) |
清水雅人 | 世田谷区立山野児童館館長(新BOPを含む) |
下村一 |
世田谷区立希望丘青少年交流センターセンター長 |
増田ひろみ |
世田谷区民生委員児童委員協議会主任児童委員 |
奥村明日 | 世田谷区子ども・子育て会議公募区民委員 |
開催状況
第1回検討会(令和5年10月27日)
第2回検討会(令和5年12月8日)
第3回検討会(令和6年1月12日)
第4回検討会(令和6年2月16日)
第5回検討会(令和6年3月8日)
このページについてのお問い合わせ先
子ども・若者部 児童課
電話番号 03-5432-2306
ファクシミリ 03-5432-3016