第2章	障害福祉施策推進の基本的な考え方、です。

第2章、障害福祉施策推進の基本的な考え方、の目次
 1 基本理念
 2 障害福祉施策体系

第2章 障害福祉施策推進の基本的な考え方
1 基本理念
基本理念は、「第2期世田谷区障害福祉計画」の考え方を引き続き維持する。
具体的には、「せたがやノーマライゼーションプラン」の基本理念である「安心して地域で自立した生活を継続できる社会の実現」を共有するものとする。

【基本的方向性】
・幼児期から成人期まで一貫した地域生活支援の仕組みづくり。
・ノーマライゼーション社会実現のための区民、事業者、区の連携、協働。

【基本理念】
「安心して、地域で自立した生活を継続できる、社会の実現」

●「安心」とは、「世田谷区基本計画」における将来目標のキーワードにもなっており、将来にわたって地域生活を継続していく上で、最も必要とされる。とりわけ障害者児にとっては、平時、災害時を問わず、生活の全局面で求められる。

●「地域」とは、ここでは、私たちの住み慣れたまち・世田谷である。このまちこそが私たちの生活の場であって、障害の有無に関わらず、このまちで家族、親しい仲間、パートナーと暮らしていける基盤が築かれなくてはならない。それこそがノーマライゼーション社会の実現にほかならない。

●「自立」とは、その人らしく、かけがえのない人生を送っていくことである。誰もが人生の主人公であって、その人生のシナリオを自由に描いていく姿にこそ人間の尊厳がある。

2 障害福祉施策体系
せたがやノーマライゼーションプランの基本理念の実現に向けて、4つの大項目と8つの中項目で構成する。

施策体系図が、あります。
施策体系図の、説明です。

○基本理念、「安心して地域で自立した生活を継続できる社会の実現」

○大項目1、地域で自立した生活を送る
・中項目、「すまう」「すこやか」
・「すまう」の項目は、(1)居住支援、(2)居宅サービス、(3)施設サービス、(4)地域移行
・「すこやか」の項目は、(1)健康づくり、予防、(2)医療との連携、(3)リハビリテーション

○大項目2、安心して働く
・中項目、「はたらく」
・「はたらく」の項目は、(1)就労支援、(2)障害者通所施設

○大項目3、生きる力を高める
・中項目、「そだつ」、「ふれあう」、「つくる」
・「そだつ」の項目は、(1)教育、保育、(2)療育、(3)子育て支援、(4)生涯学習・スポーツ
・「ふれあう」の項目は、(1)通所通所施設、(2)移動支援、(3)ユニバーサルデザインの推進、(4)交流、(5)情報アクセス、コミュニケーション支援
・「つくる」の項目は、(1)障害児の参画、活動の支援、(2)文化芸術

○大項目4、障害者の地域生活を支える
・中項目は、「あんしん」、「ささえる」
・「あんしん」の項目は、(1)相談体制、情報提供、(2)家族支援、(3)権利擁護、成年後見制度、(4)見守り、虐待防止、(5)災害対策
・「ささえる」の項目は、(1)地域づくり、支援の仕組みづくり、(2)障害理解の促進、(3)保健福祉教育人材の育成、サービスの質の向上、(4)経済的基盤の支援

第2章は、以上です。