次に2ページ、3ぺージです。2ページ、3ページには、冊子の説明と、物語の設定の説明や登場人物の紹介が載っています。

2ページ上部では、せたっちがこの冊子の説明をしています。
この冊子は、家づくりを考えているかたや家のリフォームを考えているかたが、いつまでも快適に暮らせるための ヒント をまとめました。
あなたの家づくりに何か役立つことがあると思います。建築士や、工務店のかたと相談する時にも活用してください。

2ページ中段では、物語の設定の説明があります。
せたっちは、家を建てることにしました。さて、どんな家にしようかな。こんな家に住みたいなぁと、せたっち家族が考えています。
せたっちは「リビングを広くしたいなぁ。趣味の部屋がほしいなぁ」と言っています。
せたっちの奥さんは「収納の多い家がいいなぁ」と言っています。
せたっちの娘は「おしゃれな家具を置きたいなぁ」と言っています。
せたっちの息子はおしゃぶりをくわえながら「友達をたくさん呼べるといいなぁ」と言っています。

2ページ下部では、これまでいろいろと家のことを考えていたせたっちが、眠くなりウトウトし始めているイラストが描かれています。
せたっちは「あれっ、でも、長く住んでいると、いろんなことがありそうだなぁ、年をとっても快適な家ってなんだろう。」と考えながら眠ってしまいます。

3ページからせたっちの夢の中の物語が始まります。
3ページ上部に「どんな家を建てるかを考えながら眠ってしまったせたっち、夢の中では30年後。」という夢の中の物語上の設定の説明があります。

3ページ中段では、登場人物の紹介をしています。
30年後のせたっちが「今日は我が家で孫の誕生会があるんじゃよ。」と言っています。
せたっちの奥さんが「子ども家族や友達がたくさん集まるのよ。」と言っています。
せたっち夫婦の下には、子ども家族が描かれています。娘と旦那さん、ベビーカーに乗った男の子です。そして、その周囲に誕生会に参加する友人たちが
描かれています。車いす使用のいちろうさん、聴覚に障害があるすすむさん、視覚に障害があるめぐみさん、妊婦のよしえさんとその息子のたかしくん。
これらの人物がこれからのページで登場します。

3ページの下部では、4ページ以降の家づくりのヒント(視点)となる4つの項目が書かれています。
ひとつめは、ニーズの変化。建てる時やリフォームの時に、変化するニーズへの対応を考える。
ふたつめは、安全・安心。安全性を考える。例えば、転ばない、滑らない、大ケガしない。
みっつめは、快適。住む人の使いやすさや快適性を考える。
よっつめは、つながり。外とのつながりを考える。例えば、外出しやすい、訪問しやすい。