第８期第５回世田谷区スポーツ推進審議会 
会議録 
平成２４年８月２７日 
第８期第５回世田谷区スポーツ推進審議会　　会議録 
１．会議名称 第８期第５回世田谷区スポーツ推進審議会 
２．担当課名 スポーツ振興担当部スポーツ振興課 
３．開催日時 平成２４年８月２７日（月曜日）午後６時２８分から午後８時３４分 
４．開催場所 世田谷区役所第１庁舎５階 庁議室 
５．出席者 
委員（敬称略）：石﨑、釆澤、河田、白木、坪井、冨田、中川、野原、半澤、ふたがわ、松澤 
事務局　　菅井(スポーツ振興担当部長)、梅田(スポーツ振興課長)、嶋津、大内、羽田 
６．会議の公開の可否 公開 
７．傍聴人の数 ２人 
８．会議次第 
別紙「次第」（２ページ目）のとおり 
９．会議内容 
別紙（３ページ目以降）のとおり 
第８期 第５回世田谷区スポーツ推進審議会 
平成２４年８月２７日（月曜日） 
午後６時３０分から午後８時３０分 
世田谷区第一庁舎「庁議室」 
次第 
１．開会 
２．会議録について 
３．議事 
議題 
（１）世田谷のスポーツの現状と課題のまとめについて 
（２）取り組むべき課題に対応した方策について 
４．その他 
５．閉 会 
配布資料 
（１）第１回から第４回の意見整理表　　　資料１ 
（２）第８期スポーツ推進審議会「諮問から答申までの議論イメージ図」　　　 資料２ ※再配布 
（３）東深沢スポーツ・文化クラブ総会資料　　　資料３ 
（４）世田谷区総合型地域スポーツクラブ育成支援要綱　　　資料４ 
（５）総合型地域スポーツクラブに対する物品貸付要綱（世田谷区）　　　資料５ 
（６）総合型地域スポーツクラブ物品支援要項（スポーツ振興財団）　　　資料６ 
（７）東京都障害者スポーツセンター施設概要　　　資料７ 
（８）東京都障害者総合スポーツセンター事業概要　　　資料８ 
（９）世田谷区立小・中学校「学校開放施設の利用状況」　　　資料９ 
（10）世田谷区立小・中学校における各種事業　　　資料10 

会長　　お疲れさまです。暑い中、本当にすみません。
第８期第５回世田谷区スポーツ推進審議会をただいまより始めたいと思います。
本日はお忙しい中、お集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。 
早速ですが、委員の出席状況につきまして、事務局よりご報告をお願いいたします。 
事務局　　それでは、本日の委員の出席状況についてご報告いたします。
本日の審議会は、委員16名中11名の出席をいただいております。
Ｋ委員、Ｌ委員、Ｍ委員、Ｎ委員、Ｏ委員より欠席との連絡をいただいております。 
世田谷区スポーツ推進審議会条例施行規則第５条の規定では、２分の１以上の出席により、会が成立することとしておりますので、本日の審議会は有効に成立いたします。 
会長　　ただいま事務局からご報告がありましたとおり、本日の会議は有効に成立していることを確認いたしました。 
次に、本日の会議への傍聴の申請について、事務局よりご報告をお願いいたします。 
事務局　　本日の審議会の開会までに、２名の方より傍聴の申請をいただいております。
参考資料として委員の皆様のお手元にお配りしている、世田谷区スポーツ推進審議会傍聴細目によりまして、傍聴者には注意事項等を遵守していただく旨、既にお伝えしているところでございます。 
会長　　ただいま事務局よりご報告がありましたとおり、２名の方から傍聴申請をお受けしておりますが、これらの方々が、本日の会議を傍聴することにつきまして、特に問題がなければ許可したいと思いますが、いかがでしょうか。 
（異議なしの声あり）
会長　　では、傍聴を許可することといたしますので、よろしくお願いいたします。 
（傍聴者入室） 
会長　　では次に、今回の会議録の確認委員につきまして、Ｇ委員とＦ委員にお願いしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。　　　はい。 
なお、前回の議事録確認でございますが、前回の第４回会議録につきましては、事前に委員の皆様に内容をご確認いただき、確認委員にも署名をいただいた上で、７月中旬に事務局より郵送させていただいております。
また、同時に事務局より、会議録の開示、閲覧の手続きを行い、区のホームページにアップしているとともに、これまでどおり区役所の区政情報センターなど区内５カ所において、紙ベースによる冊子での閲覧ができるようになっております。
５カ所については、区政情報センター、北沢・玉川・砧・烏山の各区政情報コーナーにありますので、よろしくお願いいたします。 
では次に、本日、委員の皆様にご持参いただいている資料及び配付資料を確認させていただきます。
事務局よりお願いをいたします。 
事務局 それでは、事務局から、本日配付しております資料の確認をさせていただきます。
まずは、本日の審議会の次第でございます。続きまして、事前に郵送させていただき、本日ご持参をお願いしている資料１から10でございますが、主に前回、第４回審議会の際に委員の皆様からいただいたご意見を踏まえ、資料としてご用意させていただきました。
まず資料１ですが、第１回から第４回の意見整理表、資料２、第８期スポーツ推進審議会「諮問から答申までの議論イメージ図」、資料３、東深沢スポーツ・文化クラブ総会資料、資料４、世田谷区総合型地域スポーツクラブ育成支援要綱、資料５、同じく世田谷区の要綱であります総合型地域スポーツクラブに対する物品貸付要綱、資料６、スポーツ振興財団の要項であります、総合型地域スポーツクラブに対する物品支援要項、資料７、東京都障害者スポーツセンター施設概要、資料８、東京都障害者総合スポーツセンター事業概要、資料９、世田谷区立小・中学校「学校開放施設の利用状況」。
なお、資料９につきましては、事前にお送りいたしました資料以上にさらに精査でき、多くのデータを用意できましたので、席上にお配りしている資料と差し替えをお願いしたいと思います。
当日差し替えとなってしまいまして、誠に申しわけございませんでした。資料10、世田谷区立小・中学校における各種事業となっております。資料は以上でございます。 
また、本日は、第３回、第４回審議会のときに配付しました資料の持参もお願いしております。
事前の配付漏れ、もしくは本日お持ちいただいていない資料はありますでしょうか。 
会長　　ご確認をお願いいたします。よろしいでしょうか。
もし何か資料等に不備な点がありましたら、今のうちにお願いいたします。 
なければ、事務局より、続いて資料の説明を簡単にお願いいたします。 
事務局　　それでは、お手元の資料につきまして、簡単にご説明をいたします。 
資料１は、第１回、第２回、第３回に続き、第４回のご意見を大項目、中項目で分けて整理したものでございます。なお、前回、第４回審議会は11ページから追加しております。 
続きまして、資料２でございますが、これは第３回、第４回の審議会で配付させていただいた資料でございます。
第１回から第７回までの諮問に対する審議会での検討イメージを会長案としてお示ししたものでございます。 
続きまして、資料３は、前回、第４回審議会でいただいたご意見を踏まえ、東深沢スポーツ・文化クラブに特別にお願いし、総会の資料一式を資料としてご用意したものでございます。
なお、前回、Ｂ委員からもご説明いただきましたが、世田谷区の総合型地域スポーツクラブは地域主体の運営形態であることから、別添のような資料のみとなります。
また、ご心配いただいております保険については、３枚目の裏面にあります会計報告書の支出の部に記載されている保険料の項目により、区としても保険加入を確認しております。 
続きまして、資料４ですが、世田谷区総合型地域スポーツクラブ育成支援要綱で、主に学校施設について、一定の範囲内で区が活動の場所を確保するといった支援内容でございます。 
資料５についても、世田谷区の総合型地域スポーツクラブに対する物品貸付要綱で、これまでの主な実績としましては、テントや倉庫、防球ネットなど、区の備品を無償で貸し出しを行っております。 
資料６は、スポーツ振興財団が毎年策定しております、総合型地域スポーツクラブ物品支援要項でございます。
１クラブ50万円を上限としまして、主にボールや用具類などの消耗品やパンフレット、チラシなどの印刷物などにご利用いただいております。 
資料７は、東京都障害者スポーツセンターとして、都内に北区と国立市の２カ所にあるそれぞれの施設の概要でございます。 
資料８は、北区にある東京都障害者総合スポーツセンターの事業概要でございます。
実際、職員とともに国立市にある東京都多摩障害者スポーツセンターに行きまして、さまざまな資料をいただいてまいりましたので、本日、資料としてご用意いたしました。 
資料９は、先ほど差し替えていただきました新しい資料をご覧ください。
学校開放施設の利用状況を、平成23年度の学校日程表より集計した資料でございます。
１枚目は、世田谷区内すべての小学校と中学校の体育館の使用状況を集計したものです。
２枚目は、小学校体育館の学校別使用状況でございます。
太線で囲ってあるところをご覧いただきますと、Ｒ小学校が一番開放率が高く、52.2％、Ｂ、Ｅ小学校が2.5％と低く、ＡとＦ小学校がおおむね平均値となっております。
３枚目は、中学校体育館の学校別使用状況でございます。
おおむね部活動で使用していることが多くなっております。
こちらも小学校同様、開放率が高い学校と低い学校、平均的な学校に太線がしてあります。
４枚目は、中学校校庭の学校別使用状況でございます。
ご覧いただいたとおり、９割以上が学校使用で、学校使用のうち約85％が部活動でございます。
なお、下のほうは夜間照明がついている中学校の開放割合ですが、左下をご覧いただくと、夜間については約65％が開放しております。 
資料10は、小・中学校で行われている授業以外での学校事業で、平成24年度の教育のあらまし、という事業概要の冊子から抜粋したものです。
資料のとおり、各学校で放課後や土曜日、日曜日などで各種事業が行われている状況もございます。 
雑駁ではございますが、資料の説明は以上でございます。 
会長　　ただいま事務局より本日の資料説明をいただきました。
前回、第４回審議会の際に、各委員の皆様からいただいたご意見を中心に資料を事務局で用意していただき、皆様にご説明をしたところですが、特に総合型地域スポーツ活動に関する補足説明などがありましたならば、しろやま倶楽部副会長でいらっしゃるＡ委員にお願いしたいと思います。
Ａ委員、説明を少しお願いできますか。 
Ａ委員　　前回はＤ委員からいろんな指摘をされまして、私たちも本当に勉強になりました。本当にありがとうございました。
世田谷の総合型スポーツクラブは、前回、Ｂ委員もおっしゃったように、現在、５つのクラブができておりますけれども、地域が主体になって運営しております。
今回、第一号として立ち上がった東深沢の資料が、皆様のお手元にあると思うんですけれども、ここが第一号で、この間、創立10年の会がありましたが、私たちは６年目に入りました。
地域の者が立ち上げたものですから、やっぱり手探りの状況で、東深沢さんとか用賀さんをお手本にしながら、自分たちの地域に合ったようなものを今、作り上げております。 
スポーツクラブには、けがとかいろんなこと、公立、私立であるとか、委員に本当に指摘されましたけれども、私たちのクラブは他のクラブと違って、ちょうど日体協で準備期間を経るようなシステムができたときに、その資金をいただいたのは、私たちのクラブが第一号だったんです。
そのときに、２年間試行期間がありまして、そこから資金をいただいてやっていたんですけれども、もう本当に手探りで何も分からないところから、いろんな研修会が開かれまして、一番ショックだったのはリスクマネジメントのことです。
それで、都担当へ行ったときに裁判の事例が出たりして、そのときは、これは何の研修だろうと思いました。
熱中症がクローズアップされるようなころだったので、一例として、熱中症は予防できるものだから、これは裁判では勝てませんよ、というような話から始まって、私たち指導する者は素人が多かったりしますでしょう。
そういうことから、やっぱり
保険は大事ということで保険に入りましたし、それから、会としては、指導者とか運営をしている者が、もろもろの地域の関係者の人たちを集めて安全管理の研修会を毎年１回開いております。
会長にも１回来ていただいて、そういうお話も伺ったんですけれども、やっぱりそういうのを聞くと素人の方がみんなびびっちゃうんですよね。
指導はしてあげているけれども、こんなものを背負うんですかという感じで、ちょっと危惧された方もいらっしゃいました。
だから、そのお話を聞いたときに、ああ、私たちもそういうのをみんな通ってきたなと思いつつ、これからもやっぱりそういうところを考えながら私たちも進めていかなきゃいけないんだろうなと思います。 
それから、東深沢さんは800ぐらいの会員がいらっしゃるんですけれども、私たちのところは６年目にして300をちょっと超えた程度なんです。
でも、私たちのクラブが違うのは、既存の団体が１つも入っていない。
この地域で必要なもの、みんなが何をしたいという旨を聞いて、それを立ち上げて、今15のクラブができているんです。
だから、本当に細々となんですけれども、この総合型は地域のコミュニティーを作る、ということも１つありますので、スポーツをしながら、フェスティバルなんかをやりますけれども、そのときも、みんなで運営しましょう、という啓蒙的なものを一生懸命育てながらやりまして、今年、６年目になって、今はそれぞれのクラブからお手伝いが出てきたりというような流れになっております。
だからまさに、こういう総合型は、大きい力はないにしても、やっぱり地域では必要じゃないかなと思います。
顔の見える人たちが一緒になってやっていますので、セクシュアルハラスメントとか、そういう問題が起き得るということもあるんでしょうけれども、クラブ代表の人たちを月に１回は集めて、各クラブの情報交換とか、困ったことはないかということから、あとは活動日誌を書かせて、そのときにどんなことが起きましたか、ということを逐一書くようなものを私たちは資料として集めて運営しております。 
それで、私たちは運営している上で会費をいただいているんですけれども、これの最初のころは、会費で賄いましょう、自立しましょう、というのがもとの趣旨でしたよね。
ところが、それをやっていると本当に立ち上がらないんですよね。
立ち上がらないのは私たちもやってみてわかりました。本当にそうです。
そのために、作ったはいいけれども、じゃ、だれが代表になるんだと、そこから始めて、私たち運営する者がみんな１つずつクラブを持って、それでやるんですけれども、なかなか運営は難しいものがあります。
口コミとかチラシを配りながら、皆さんに知ってもらおうといろんなことをしました。
だから、人数はありませんけれども、６年目にして15ぐらいのクラブになって、地域の人が結構集うような形態ができたと思います。 
今は、自分たちで作る自前のクラブでなくてもいい、というような線が出ていますよね、Ｂ委員。
やっぱりそれは私たちがやって、そういうのにぶつかったものだから、少し緩くなったと思うんです。
ただ、会費を取りながらやっていますけれども、その会費もそんなに多く取れない。
そして、区からの助成をいただいているのは本当に助かっております。
それがないと、なかなかやっていけない状況でしょうね。
クラブによっては五、六千円と取れるクラブもあるんですけれども、なかなか地域的には意識が薄いものですからね。
ある方が言われていましたけれども、どうも日本はスポーツは、ただだ、という意識がすごくある。
何でお金を払うんだという疑問も起きているから、これは不思議なことである。
だからこそ、お金を払ってやるものだよ、というようなものを植えつけなきゃいけないという話も伺いました。やっぱりそうなんですよね。
私たちは手弁当で頑張っているので、これはどうなるの、ということを言いたいんですけれども、やられる人はただ同然という感じでやっていらっしゃいましたが、最近は少しずつ意識づいてきたような感じがあります。
今のところこの辺で。 
会長　　１つだけいいですか。15のクラブと言いましたけれども、これは種目ですか。 
Ａ委員　　文化が５つ、６つぐらいかな。種目で、例えばショートテニスとか、フットサルとか、ソフトバレー、それから卓球です。
文化的なものには、英語クラブとか、お花クラブとか、手づくりクラブ、それから筆と紙というお習字を教える―特に子どもたちが今、すごく入ってきます。
お習字を教えることがないし、先生たちもなかなか教えられないと思うので、親が必要として、親子でいらっしゃるところもあります。
あと、おもしろいのは、例えばどうしたらみんな来てくれるかなと考えたのは、おうちで何か洋裁をしたい、物を作りたいんだけれどもなかなかできない、教えてほしい、というところに、うちのメンバーでそういうところの専門の方がいらっしゃるので、手づくり教室を作ったんです。
何の材料を持ってきてもいいんです。
その方が指導して、その日を終えていくというようなクラブで、だから、これはもう本当に要望されて作ったクラブなんです。
週に１回ほどしかないので、なかなか皆さんと合わないところがあるので、そんなにたくさんはいないんですけれども、でも、物を作ることが好きな中学生の子も入ってきたりしていますので、細々ですけれども、要望に応じたものを地域として作り上げていきたいなと思っています。
よろしいでしょうか。 
会長　　はい。Ｂ委員、何かないですか。 
Ｂ委員　　特には。何かいろいろとご議論になった中でまた。 
会長　　ありがとうございました。
足りない部分は後でまた補足を説明していただくという形でいきたいと思います。 
それでは、委員の皆様には、回を重ねるごとにいろんなご感想というか、何か感じられていることが数多くあると思います。
第１回目の審議会から第４回目までの審議会では、主にスポーツの現状と課題を、さまざまな視点からたくさんのご意見をいただきました。
特に前回、第４回は、世田谷区のスポーツの現状をとらえて、現状から見ていく課題や将来に向けた課題、また具体的な方策まで踏み込んでの意見も、短い時間でしたけれども貴重なご意見をいただいたと思います。
本日は、第４回審議会のお話を続けさせていただき、積み残されていることを確認した上で、資料２のイメージ図どおり、これまでの議論を整理し、まとめていきたいと思っております。 
なお、これまでの議論については資料１にまとめておりますが、資料１は、各委員の皆様の生の意見を各回ごとに項目別に整理したものです。もう少し見やすく総体的な資料を事前に事務局にお願いし、本日、資料１の要約版を用意させていただいております。
委員の皆様にご了解いただけるのであれば、本日、追加資料として配付させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。 
Ｃ委員　　ぜひお願いします。 
会長　　では、配っていただけますか。 
それでは、事務局より、簡単に要約版の説明をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 
事務局　　それでは、ただいま配付させていただきました資料１の要約版につきまして、簡単に説明をさせていただきます。 
要約版につきましては、Ａ３サイズの資料２枚でございます。
この要約版は、資料１であります、本審議会での第１回目から第４回目までの委員の皆様のご意見、ご提案等を各回ごとに整理させていただいたものを、資料２の「諮問から答申までの議論イメージ図」のこれまでの議論の整理表に基づいて大まかにまとめさせていただいたものです。
表の左から、世田谷区のスポーツを取り巻く現状、世田谷区のスポーツの現状から見えてくる課題と将来に向けての課題、そして、これら課題に対応した方策という形で整理しております。
世田谷区のスポーツを取り巻く現状では、スポーツ基本法の概要と世田谷区のスポーツの現状について整理をさせていただいております。
世田谷区のスポーツの現状から見えてくる課題と将来に向けての課題では、現状を受けて、皆様からいただきましたご意見等をグループ別に整理して、ご意見を整理した内容から、どういった課題が見えてくるか整理させていただきました。
今後、とらえ方も含め、ご議論をいただきたいと思います。 
それではまず、生涯スポーツに関することですが、９項目の課題に整理しております。
内容ですが、「１ 　スポーツ基本法をどう解釈し、どのように政策へ反映するか」、「２ あらゆる人にスポーツしやすい機会・環境をどのように提供するか」、「３ スポーツの場が少ない。公園や学校の有効活用など、創意工夫が必要では」、「４ 区の財政状況が厳しい中、人材確保を含めどのように効率的に展開していくか」、「５ スポーツに関心がない人に対し、どのように興味をもたせるか」、「６ 社会におけるスポーツの必要性を、どのように打ち出していくか」、「７ 中高年のスポーツ振興の大切さを、どのように啓発し、どのように取り組むか」、「８ 地域スポーツを経費面を含め、どのように活性化し、安全に効率的に展開していくか」、「９ だれでも安全にスポーツができる環境整備、安全確保にどう取り組むか」です。 
続きまして、子どものスポーツに関することですが、６項目の課題に整理しております。
内容ですが、「１ 子どもたちのスポーツをする機会が減少している現状を、どう打開するか」、「２ 時代の変化とともに、子どもを取り巻く環境が変化し、今後、どう取り組むか」、「３ 子どもの体力が二極化し、体力が低い子どもの対応策」、「４ 学校教育現場において、子どもを指導する指導者の育成が必要」、「５ 特に親（保護者）に対する、運動の重要性（子どもの体力低下の問題）の啓発が必要」、「６ 部活、クラブ、９年教育など、様々な制度と、どのように連携していくか」です。 
次に、障害者スポーツに関することですが、４項目の課題に整理しております。
内容ですが、「１ 障害者がスポーツに参加できる環境の確保」、これはソフト面になります。
「２ 障害者専用のスポーツ施設の整備」、こちらがハード面となります。
「３ 障害者と健常者のスポーツを通じた理解と啓発に向けての取り組み」、「４ 障害者スポーツを支える人材育成」となっております。 
最後に、世田谷らしさに関することですが、「１ 世田谷らしさとは何か、世田谷の特徴をどのように打ち出していくか」の１項目でございます。 
なお、これまでの議論の中で、課題に対応する方策につきまして、一部ご提案をいただいておりますので、課題に対応した場所に掲載させていただいております。 
雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 
会長　　ありがとうございました。
それでは、これまでの議論を整理していく上で要約版をご覧いただき、順次ご意見を伺っていきたいと思います。
ただし、時間に限りがございますので、発言に関しましてはご配慮いただいて、数多くの方々からいろんな意見をいただきたいと思います。
発言に関しましては、挙手をいただき、私の指名により行ってください。
また、委員相互の議論を活発に行っていただくため、多くの委員の方に何回もご発言をいただくことが大切であろうと思いますので、１回の発言について、できれば簡単にまとめていただいて、発言をしていただければありがたいと思います。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。 
ただいま事務局から報告をいただきましたけれども、まず、項目的に要約をしていただいた柱の部分ですが、これでいいのかどうか、という疑問もあるかもわかりません。
まずこういったところをざっくばらんに見ていただいて、もしかするとこういう項目よりもこういう内容のほうがいいのではないだろうか、ということがあれば、意見を要約した項目のところで、まず、いろんな形の中で意見をいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 
少し中身を見ていただく時間をとらせていただいたほうがいいですか。
では、すみませんけれども、時間をとらせていただいて、今、６時58分ですけれども、７時５分くらいまで、７分くらいあったら十分ですか。
まずその項目の部分だけでも見ていただいて、それでご意見をいただきたいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 
（資料確認） 
会長　　それでは、本日の議題であります（１）世田谷区のスポーツの現状と課題のまとめについてのご意見を伺ってまいりたいと思います。
世田谷区のスポーツの現状から見えてくる課題、または将来に向けての課題等の意見を含めながら、意見を要約した項目の部分で、こういったまとめをしていただければ、というようなことをお話ししていただければありがたいなと思います。
まず、副会長のＣ委員からお願いしたいと思います。
今日は時計と逆進行形で会を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、Ｃ委員、お願いします。 
Ｃ委員　　それでは、会長からそのようなご意見がございましたので、僣越ではありますけれども、私のほうから。 
私は、まず、この資料の要約版、とてもよくまとまっているなと思いました。
ただ、世田谷区のスポーツを取り巻く現状のところを見て、次の課題、将来に向けてというところを見ますと、生涯スポーツに関すること、子どものスポーツに関すること、障害者スポーツに関すること、世田谷らしさに関すること、というふうに分類されております。
取り巻く現状の中に出てくる、⑥スポーツ選手が国際競技大会等で優秀な成績が云々かんぬん、⑦スポーツに係る国際的な交流、貢献というところを見ますと、この大きなくくりの中に、競技スポーツあるいはチャンピオンスポーツという枠組みが１つあったほうがよろしかったかな、ということを感じましたけれども、それ以外では、割合と分類がよくまとまっていたと思っております。 
生涯スポーツに関することの課題に対応した方策に、スポーツ推進委員が各学校に１人はコーディネーターとしてというところや、②のトップアスリートと地域が密着できる関係とか、スポーツ振興課、振興財団というようなことも、ここにまとまってしまっているんですけれども、現状の中の⑥、⑦のことを考えますと、枠がもう１枠あったほうがよいということを感想として持ちました。
でも、これは非常によくまとまっているので、おおむね私は賛成いたします。 
いろいろ発言すると、いろいろ出てくるかと思いますけれども、そうなればもう少し進めやすくなるかなと思っています。
スポーツ祭東京2013ということも考え合わせると、それから東京オリンピック招致を踏まえても、どうしても競技スポーツの枠は外せないという印象を持ちました。 
会長　　ありがとうございます。Ｄ委員、お願いします。 
Ｄ委員　　今、Ｃ委員からもご指摘がありましたが、取り巻く現状の中での競技と国際が、この項目の中に位置づけられていないということをちょっとお聞きしましたけれども、多分それも、要するに、生涯スポーツに関する項目の１にありますスポーツ基本法を世田谷区はどのように解釈するのかと。
よその区、よその市町村がどうこうではなくて、世田谷区はスポーツ基本法をどう解釈するのかと。
それがまた、最後の世田谷らしさとは何かというスポーツにくると、私はそう思うんです。
そうなってくると、競技を競技、競技とすると、これまた競技団体の範疇に入ってきますし、それから、あまり教育、教育と言ったら、これは教育委員会の範疇にも入ってきます。
ですから、ここはとてもよく序列されたなと。
生涯スポーツと子どものスポーツと障害者スポーツ、これは軸としてはとてもよくまとまった軸になっているなと。 
ですから、今、Ｃ委員がおっしゃられた、その２項目について、とても意義があるんですが、果たして世田谷区がスポーツ基本法をどう解釈するかと。
どれもこれもスポーツ基本法は幅広く、私も読ませていただきましたが、スポーツ基本法自身の中でも大きな矛盾がたくさんあります。
どなたがあれを掲載したのか私はとても疑問に思って、先だって文科省の担当者と意見交換をやりましたけれども、あの基本法、基本計画の中に、メダルの数はベスト５以上とか、あれこそ異常ですよ。
日本のスポーツ基本法に、ああいうものを法律で縛るなどというのは、他の先進国の人は笑っているんですよ。
先日も、だれがこんなことを指摘して、これを法律に入れてしまうのか。
ですから、そういうことも含めて、私は世田谷区として、この委員会の諮問答申として、あとは世田谷区民が、また関係者の方が、スポーツ基本法をどうとらえて、どこを世田谷区に活用していくか。
あれもこれもできないのはわかっていますから。
特に競技スポーツになると、これはどこが主体になるのかということになってきますから、我々の世田谷区は、やはりこの生涯スポーツということの中に、ほとんど集約されていますのと、それと、障害者スポーツというのが基本法でも基軸になっていますよね。
ですから、ここのところで、国際と競技スポーツの現状の中で、それをどう生涯スポーツの中に加味していくか、それから障害者スポーツの中に加味していくか。 
Ｃ委員　　どっちにも入りますよね。 
Ｄ委員　　入りますので、そちらが主体になっちゃうと、またこれはおかしな話になってしまいますので、ということでいかがでしょうか。 
会長　　ありがとうございます。続いて、Ｅ委員、お願いします。 
Ｅ委員　　１点は、子どものスポーツに関することです。
全体をもう１度見直しさせていただいたんですが、今、学校の校庭を芝生化するところが結構ありまして、新宿区なんかが計画的に広げているんです。
それについても、学校教育の環境として、何か盛り込む部分があれば入れておく、というのは必要かなと感じました。
またいろんな意見をいただければと思います。 
それからもう１つは、障害者スポーツに関してです。
明後日からパラリンピックが開催されますが、東京都でも１人、港特別支援学校という知的障害の子どもの学校がありますが、そこの高等部の生徒が水泳で出て、活躍してメダルをとれればということで、今、東京都でも教育委員会挙げて応援をしているところです。
一応ここの中で、世田谷区の中での障害者スポーツの具体的な方策が示されておりますけれども、もし可能であれば、世田谷区の中で何か重点を置いた障害者スポーツの種目、これにちょっと力を入れて、障害者スポーツの部分でのアスリートの育成を、少し長期的な計画で重点を置いて、区民みんなで応援できるようなものがあればと思います。
方策の中で、１つ重点化して、世田谷区の中で障害者スポーツの競技に少し力を入れるようなものがもしあれば、そういったところにつながっていくかなと思いますので、ちょっとご検討いただければと思っての意見です。 
会長　　そうすれば、今のところでは、障害者スポーツに関することの４の人材育成の項目でもいいですか。 
Ｅ委員　　そうですね。 
会長　　そういったところにちょっと配慮していただくということで。 
Ｅ委員　　そういった育成、指導できる方を確保して、世田谷の中で広げて、施設の中でも、みんなばらばらでやるんじゃなくて、一緒の競技とか大会なんかもできればと思いますから、１つ重点を置くというのはいいのかなと思っていました。 
会長　　ありがとうございます。Ｆ委員、お願いします。 
Ｆ委員　　私は、世田谷区のスポーツを取り巻く現状というのは、基本法あるいは施策について、非常によくできているのではないかなと考えております。
それからあと、生涯スポーツに関することで、特に私は、項目５のスポーツに関心がない人に対して、どのように興味を持たせるか、この辺は非常に難しい問題じゃないかと思うんです。
個人的には気がついているんですけれども、いざスポーツに参加しようとすると、なかなか参加しないというのが現状じゃないかと思うんです。
こういう点をどのように切り開いていくか、検討をしていかないといけないんじゃないかと。 
次に、項目７の中高年のスポーツ振興です。
これに対して、本当にここに４項目書いてあるとおりなんです。
ただ、これも個人的には行うけれども、グループでまとまって行うということが比較的少ないんじゃないかと思うので、この辺、あるいは支所のグループである程度まとまれるような体制ができれば、非常にスムーズにいくのではないかなと思っております。 
それからあと、子どもに関してなんですが、特に項目５の保護者に対する運動の重要性です。
この辺は、私も孫がいるんですけれども、やっぱり最近、少子高齢化で子どもが少ないために、親の管理がすごく厳しいんですよね。
私が見ていると、どっちかというと勉強のほうに力を入れちゃって、スポーツのほうにあまり頭がいっていないような気がするんですよ。
口は出すんですけれども、なかなかそのようにやっていないので。
子どもも、ある程度反発はあるんでしょうけれども、従順に塾通いしたりして、なかなかスポーツに溶け込んでこないという問題がありますので、これはやっぱり親にもう少し子どもの身体状態とか、そういうことに関心を持たせて啓発することが必要じゃないかなと思っております。 
会長　　ありがとうございます。Ｇ委員、お願いします。 
Ｇ委員　　私も、皆さんがおっしゃったように、このままのまとめ方ですごくわかりやすく、一目見て大体わかるかなと思います。
あまり議論を矮小化したくないんですけれども、１つだけ、保護者というところで、今のＦ委員に関連したことです。
前回の会議のときだったか、中学の女子の部活動の参加がスポーツに関しては男子に比べて非常に少ないというか、低いというような資料をいただいて、そういった話が少し出たので、もしかしたらスポーツにあまり縁のないまま子育てに入ってしまって、なかなかできない状況というものがあるのではないかと思います。
だから、スポーツのマイノリティーとしての女性というような着眼点も、どこかで入れていただきたいと思います。
今先ほどおっしゃった保護者ということにも関連しているんですけれども、生涯スポーツに関することの２に「母親がスポーツしやすい環境整備も重要」というのが１カ所入ってはいたんですが、母親だけではなく、子どものスポーツに関するところでも、特に女の子が低いといった資料があるものですから、そこも少し注目してはどうかと、そういう感想を持ちました。 
会長　　今の件に関して事務局のほうで何か資料はありますか。 
事務局　　今のところご用意できておりません。
中学校の女子というお話、たしか私も前回の会議で記憶しております。
ちょっとメモ的に。実はこの中央の「各委員からのご意見」というのが、大体同じような意見をまとめさせてもらったんですが、すみません、もしかしたらその作業の中で貴重なご意見を落とした可能性もありますので、それはまた再度読み直しをして、もしデータがあれば、何かご用意できるようにしたいと思います。 
会長　　調べてみてください。ありがとうございます。
Ｈ委員、お願いします。 
Ｈ委員　　読ませていただいて、項目ごとにとてもわかりやすくまとめていただいていると思いました。
私も、今までの会議で皆様方のいろいろなご意見を伺うと、本当に幅広いお話でしたので、こういうふうに項目に分けていただけると、頭の中がとても整理しやすかったです。 
ちょっと思いましたのは、生涯スポーツに関することの７の「中高年のスポーツ振興の大切さを」ということですけれども、なぜスポーツをしなきゃいけないのかというか、その部分ももちろんここには書いてあるんですけれども、その反面、どうしてそんなに体を動かさなくなってしまったのか、というような項目というんですかね。
やっぱり世の中あまりに便利に、要するに便利なほうに、便利なほうに流れているわけですから、そこの意識ですね。
何でも今の時代は面倒くさいことは避けるというか、なるべく楽なほうにと、それは人間の本能としてあるんでしょうけれども、そこの重要性。面倒くさいこともやってみようという、それが結局、体を動かすスポーツにつながるみたいな、そういう生活面での問題点がもっと打ち出されるといいのかなと思いました。 
それから、子どものスポーツに関することの５です。
やはり親の意識、保護者の方たちが子どもの体力向上をもう少し意識するべきというところで、そこの項目を私としてはとても重要視しています。
それにはどうしたらいいかというところで、４の指導者。
学校教育現場だけでなく地域の方も含め、やはり子どもを取り巻く大人のほうの指導といいますか、指導じゃないにしても、子どもたちへの声かけも含め、そういった大人のほうの、自分の子どもだけでなく地域の子どもも含め、いろんな意識改革の必要性を感じました。 
それからもう１つですが、子どものスポーツに関することの中で、クラブチームという言葉が幾つか出ているんですけれども、そのクラブチームに関してです。
これは学校の部活とはまた違うクラブチームという意味だと思いますけれども、その先といいますか、クラブチームは大体中学生ぐらいまでだと思うんですが、その後に、その子が本当にやりたいスポーツだとしても、それを続けられる環境があるのかどうかということ。
それから、それに対して保護者の方たちがどこまでバックアップしていけるのかどうか。
経済的な面もあると思いますし、いろんな意味で、子どもたちの意欲を義務教育以降どうやって伸ばしていくかというところも、項目で掲げていただく必要を感じました。
今、私もよく分かりませんけれども、そこを１つ、今読んでいて感じました。 
会長　　Ａ委員、お願いできますか。 
Ａ委員　　私は、生涯スポーツに関することにウォーキングのところがありますね。
「あらゆる人にスポーツしやすい機会」とか。
一番簡潔なのはウォーキングだと思うんですね、基本的な部分は。例えば体操とかね。
そのときに、私はちょっと病院の窓口をやったことがあって、お年寄りが、歩くことをしなさいと先生に言われるんですけれども、はい、わかりました、と言って窓口へ出てくるんですね。
そこでしこたまいろんなことを話すんですけれども、そのときに、歩かなきゃいけないのはわかっているんだけれども、１人じゃ歩けないよね、犬でもいれば犬の散歩で歩くんだけれどもと、本当にほとんどの人がそういう話をしていくんです。
歩きたいんだけれども、歩けるような状況がないというのかしら。
お友達はいないし、ということがあったので、例えば、そこの場所に行くとウォーキングしている人たちがたくさんいるという状況があれば、じゃ、あそこへ行ってみようかといって、一緒にだれかと歩いていればお友達にもなれるとか、そんな場所がどこかにできるといいかなと。 
あと、世田谷には遊歩道がありますよね。
あの遊歩道を伝って歩いていくと、結構あるところに着くんですよね。
私も、青少年なんかをやったときに、そこを使いながら何か子どもたちと遊べないかなと思ってよく歩いたんですけれども、そうすると、ああ、こうして歩けば、帰りは疲れたら世田谷線で帰ればいいわねという感じで、よくいろんなことをやったんです。
そんなレクリエーション的な感じで体を動かすということから始めないと、スポーツ、スポーツと言うと、すごく皆さん、えっ、スポーツ？ そんなものやったことないというふうになっちゃうから、中高年はそういうレクリエーション的なものをもう少し取り入れて、気軽にできるような場所とか、グループづくりとか、そういう環境があるといいですよね。 
それからあと、子どもたちのことに関するんですけれども、文武両道とか、スポーツは大事だとか、勉強しなきゃいけないと、いろんなことが出るんです。
これもまた私たちも考えに考え、いろいろしましたけれども、じゃ、私たちはどうだったかと思ったときに、小さいときにスポーツ、スポーツと言いませんでしたよね。遊んでいたんですよね。
何で私たちが今、危機をちゃんと察知できるのかといったら、そういう遊びでけがをしたり、いろんなことをした経験で、今いろんなことがちゃんとできているという部分があるんですよね。
今の子たちはできないというんだけれども、それは本当に転ばぬ先のつえで、転びそうだったらすぐつかまえる、あれが危ないからさせないといえば、子どもは何も身につきませんよね。
例えば公園にブランコがあって危ないからブランコを取りましょう。
鉄棒は何で高いのがないかといったら、それは正式な本当の話かわかりませんよ。
ある人が、何で高い鉄棒が最近なくなったんだ、私たちはそれに飛びつくために一生懸命頑張って上に伸びましたよね。そういえば学校にもないんですよね。
そうしたら、首つりをするから、それが危ないからやめちゃったと、そんな話も聞いたりして。
それは冗談でしょうけれども、本当に高いのがないんですよ。
だから、子どもたちに先々希望があるような、目指すものがみんな取られて、ない。 
 お友達がいるので、私があるとき韓国へ行ったときに、ちょっとした遊び場とか公園に必ず健康器具が置いてあるんですよ。
それをこうして操作すると、ちゃんとスポーツジムにあるようなものが遊具的に置いてあるんですよ。
みんな真剣にやっているんですね。朝はみんな、ちゃんと公園で一生懸命歩いていたり、みんなが日常茶飯事に当然のようにやっているんです。
あとはもう１つ、登山ですね。簡単な登山。
登山は週末に簡単に、朝もそんなに早くないんですよ。
普通に起きて、車で山の近くまで行って、登って帰ってくるというのを本当に当たり前のようにやっている生活があるんです。
あれを見ていると、私たちの昔の生活ですよね。
近くの山でよく登山しましたよね。
そういうものが子どもの環境からなくなっている。
そういうところから、楽しみながら、遊びながら、何かそういうものをしなきゃいけないようなものがあると思うんです。 
それともう１つは、この間ちょっと私たちも子どもを見ていて、子どもが一生懸命汗を流して走っていないよね、一生懸命になっていないよねというところから、夏休み、しろやま倶楽部として小学校のサマーワークショップにコーナーをいただいたんです。
それで、おにごっこをさせたんです。じゃんけんおにごっことかね。
こんなに暑いのに何だろうと思ったんですけれども、１時間半の時間を決めて。
そうしたら本当に一生懸命走っているんですね。
もう一方の体育館を使ったものは、三角ベースをやっていた。
三角ベースを体育館の中で２つ、３つぐらい作るんですけれども、もう汗たらたらにして必死になってみんなやっている。
ああいう遊び方というのは大事だと思うんです。それが学校でもありませんよね。
学校のクラブ活動を見ていても、あの狭いところで、ここは卓球、こっちはバドミントンをやっているんです。
あんな狭いところでバドミントンをやっていたって、思いっきり遊べませんよね。体も動かせません。
卓球をしていて、バドミントンをしているところに球が転がっていく。
そのときに、もう平気でバドミントンを振っているところの前を走っていく。
だれも注意しない。
こういう状況を見ていると、これはどうなっているのか。
もうちょっと、この辺からちゃんと整備しないと、子どもの危険とか安全とかの部分が欠落するだろうし、身につかないし、まずその辺から何かやっていかなきゃいけないような気がします。 
Ｉ委員　　Ｊ委員、今、小学校の体育館に肋木はありますか？ 
Ｊ委員　　ありますね。 
Ｉ委員　　まだある？ あれを使う教員はいないのでは。 
Ｊ委員　　そうですね。 
Ａ委員　　使っていませんね、子どもは。それ何って。 
Ｉ委員　　肋木を使わなきゃだめ。今、使える教員はいないと聞くけど。あれはいいけどな。　　ごめん、水差しちゃって。 
会長　　いいですか。今度はＪ委員、お願いします。 
Ｊ委員　　じゃ、まず反省をしなきゃいけないですね。
まずはＡ委員からあった話から、ちょっと僕が話そうと思ったのは、やっぱり環境というのは大きいなと。
まず、マイナスの環境というふうにとらえてしまった高鉄棒、それから回旋塔、ブランコ、これは全部どんどんなくなってきましたよね。
これは、けがをしたときに学校が対応できないということ。
それから、シーソーなんかも危なかった。僕の子どものころは高いシーソーもあってね。
女の子なんかスカートで、すごいななんて思って。感覚づくりにはとても大事なものが、どんどんなくなっていった。
それはマイナスの環境だというふうにしてしまったからで、私も教員のときに高鉄棒を取っていくのを今でも覚えています。
さっきの話は違いますけれども、やはり高鉄棒で落ちてしまう。
僕たちは、振ってどこまで跳んだかみたいな、少しぐらい後ろに頭が当たっても大丈夫だったのが、これで打ったときに保護者から、何でそういう危ないことをさせるんだという話が出てくる。
出てきたときに、きちんと指導したとしても、やはりどういう瞬間でそういうふうになるかわからない。
思い切って頑張って意欲ある子ほどけがをしてしまうという状況の中で、もう対応し切れなくなってきたというのがまず１つあるかなと。 
それから、環境で今思うのは、皆さんもそうでしょうし、私もそうですけれども、オリンピックですごく感動して、今、小学校はどこもプールをやっているところで、子どもたちに聞くと、やっぱり水泳とか、その気になって泳いでいるんですね。
無邪気に一生懸命体を動かす。
だれだれ選手と言いながら、フォームなんかめちゃくちゃですけれども、バシャバシャバシャバシャ、だんだん沈んでいるときもありますけれども、そういうプラスの環境というのはやっぱり僕は大事かなと。 
お話しさせてもらった中で、やはり子どもたちにそういうスポーツのおもしろさ、楽しさ、すごさ、それを楽しんでやっている人たちを身近で見るというのはすごく大事かな、ということで今までも提案させてもらったんですけれども、さっき遊びの話がありましたが、子どもたちが集まっているところの１つに新ＢＯＰがあります。
小学校の新ＢＯＰは、世田谷区らしさの１つだと思うんですけれども、放課後遊びということで、ベース・オブ・プレイング、遊びの基地ということをやっています。
私が教員のころ、もう何十年も前のそれがなかったころ、今でも覚えていますけれども、学童クラブはあるんですが、ＢＯＰはなかったので、他の子、２年生から３年生、少ないところは３年生ぐらいまで、多いところは２年生か１年生ぐらいで、満タンになる学童クラブしかなかったころ、担任で保護者の方から相談を受けたのが、遊びに行きたいんだけれども、電話して塾だの何だとかと言われると、二、三回目はもう電話しないで家にじっといて、外に遊びに行けない。
僕たちは「何々ちゃん遊ぼう」で遊びの環境ができたんだけれども、なかなかそれができない時代が平成の前後、昭和のころからあったと思うんですが、世田谷はＢＯＰを、いろいろ課題はあるにしても、すごくいろいろ改善していただいて、子どもたちが遊ぼうと思えば真剣に遊んでいる姿がある。 
私がここはすばらしいなと思う１つに、プラス、例えばサッカーをやっている子たちもいるわけだから、サッカー選手でも来て、今日は来るよ、といったときの意欲とか、普段来ない子も来てみたりするのではないかなと。
サッカーだけじゃなくて野球でもいいし、ひょっとしたらけん玉でもいいかもしれません。
それなりの一流の方が、そういうところに行ってやるというのは、すごく子どもたちの刺激になるんじゃないでしょうか。
こういう方がいらっしゃるので、どうぞ応募してくださいというと、なかなか今集まらない状況があると聞いているんです。
又聞きで全部の状況は知りませんけれども、そうなると、やはり子どもというのは、そこに行って見せるとすごく刺激されて、さっきの話じゃないですけれども、やる気になるんじゃないかなと思います。
環境づくりというのは、子どもたちにとってはすごく大事かなと思っています。 
最後に１つ、それと同じなんですけれども、私の学校の話であれなんですが、うちの養護教諭の若い女性が、実はトライアスロン―ぱっと見てそんなことをするような教諭じゃないんですが、沼津だったかな。
これはハーフ、半分だそうですけれども、今年トライアスロンに行ってきたということで、びっくりしたんです。
話を聞いたら、テレビで全盲の夫婦が　　　。 
Ｃ委員　　そうです。ドキュメンタリーでやりました。 
Ｊ委員　　すごく大変なトライアスロンがあるんですか。
それを見て感動して、自分も何か課題を乗り越えていけるようにしたいということで、10年スパンで自分がずっと温めてきたことであるそうなんです。
今年それに行ってきたという話を聞いたので、始業式が今度、９月３日にありますけれども、私の話をするよりか、彼女に話をさせようと思っています。
多分、全員とは言いませんけれども、そういう話を聞いたら、そうか、じゃあ、自分も何かやりたいというふうになっていくのではないか。
子どもは本当に素直なので、感動する環境をぜひ意図的に作ることがいいかなと思っております。 
会長　　ありがとうございました。Ｉ委員、お願いします。 
Ｉ委員　　本当にこれはきれいによくまとめてあって、ありがたいなと思うんだけれども、これを今言ったように１つ１つやると物すごく時間がかかると思うので、僕は簡単に３つだけ。 
その１つは、どんな運動をするにしても、何をするにしても、やはり１つは場所だろうと思うんですよ。
これは前から言うんだけれども。今、例えば世田谷区に小中合わせると90校あるのを、２日間このようなものに回してくれたら、学校を180日間使えるわけですよ。
体育館も２日間あけてくれたら180日、校庭も180日。それで、２時間ずつでもいいですよ。
３時間ずつでもいいですよ。できればそれは半日でもいいです。ところが、昨年ですか、地域を優先しなさいというようなプリントがスポーツ振興課から出ましたよね。
あれで開放が減っちゃったんです。
だから、0.何％というのが出てくるわけ。
多いのはやっと50％ぐらいあるけれどもね。あれが相当こたえているんです。
だから、やっぱりスポーツをやる場所を確保するというのが、まず１つ必要だろうと思うんです。
これは、このような審議会でぜひ入れてほしい。 
だけれども、先ほどＥ委員からも芝の話が出てきたんですが、こういう都会の学校は、要するに生の芝というのは、地方と違って校庭を半々に使うということはできない。例えば烏山北小はどう？ もう空坊主でしょう。 
Ｊ委員　　そうですね。 
Ｉ委員　　半年もたないんです。
だから、僕は、ちょっと言葉は悪いんだけれども、生芝にしてしまうと、半年、１年のうちに何日校庭に出られるか。そうじゃなしに、できるならば人工芝にしてやってほしい。
それで、ちょっと浸透のいい人工芝だったら、ちょこちょこっとスプリンクラーを回しておいてやれば、そんなに照り返しもないですよね。
芝そのものはよくなってきている。
だから、90校あるうち、２時間ずつでいいから、夜でも夕方でもいいから開放してほしい。体育館でも。
そうしたらもっと、場所の問題ができたら、どんなスポーツができるかという次のことが出てくると思うんです。 
それともう１つは、これもお願いなんですけれども、やはり夜間照明。
今は環境アセスがうるさいというようなことで、いろいろあるだろうと思うんだけれども、極力90校のうちで、できれば、去年か一昨年やった桜丘とか何かね。一番早かったのが、弦巻中学は昭和53年か。
あれが初めてやったんだけれども、ああいう具合にして、中学校でも小学校にでもどんどん夜間照明をつけてもらえると、子どもたち自身の利用率が多くなるし、我々大人の生涯スポーツにも非常に有効じゃないかと。
そして、大変申しわけないんだけれども、初めて次に、どういうスポーツをしていったらいいか、というのが決まってくるだろうと思う。
だから、やはり芝というのは生芝じゃなしに、どうかできれば人工芝化を各小・中学校とも早くしてあげてくれると、随分使い勝手がいい。
それともう１つは、場所がないところで、特に烏山地区、北沢地区というのは場所がない。
そのようなところの学校を人工芝化したら相当有効に使えるんじゃないかと思うんです。それがまず１つ。 
それからもう１つは、皆さんからもいろいろお話が出ていることなんだけれども、世田谷区らしさというものを出していくならば、今言ったように、話がダブって申しわけないんですけれども、生涯にわたってのと、それから障害者というものの２本立てをいかにして組んでいくか。
これもやはり、スポーツ推進委員とか、今、現在財団なんかで持っているスポーツボランティアみたいなスポレクネット、このようなものの活用は、もっと必要だろうと思うんです。
特にその中でもスポーツ推進委員の人たちの活躍は、それこそ今、現在ここに会長がいるんだけれども、見えていないんじゃないかと思うんです。
ねえ、会長。
だから、もうちょっとスポーツ推進委員の姿が表に出るような、そうすると地域クラブというのは、もっとできると思うんです。それが２つ目。 
それから３つ目は、ここでも今、皆さんいろいろ話をしてくれていることなんだけれども、同じことを言うようで申しわけないんですが、そのような施設を作るときに、なるべく簡素化してほしいということ。
例えば照明灯をつけたはいいんだけれども、水銀灯を取り替えるのに、１回上がると20万円も30万円も取られたら、だんだん電気が消えていくだけです。
だから、例えば何かの方法で、作るときにはお金がかかるだろうけれども、全部一体でおろしてできるような方法とか。
付随することで申しわけないんですけれども、そのようなものができて初めて、子どもたちがいかにスポーツをやるか、または障害者の人たちがいかにできるか、そのようなものはだんだん出てくるだろうと思う。
それから、世田谷区はだれがそれを担うんだといったときには、やはり一番の担い手は、スポーツ推進委員と、それから今、財団等で作っているボランティア的な人たちを数多く集めて、何にでも使えるようなものというようなことだろうと思うんです。 
１つ、ちょっとその他のことでつけ加えてもらうと、例えば子どもたちのスポーツをする機会が少なくなっているというので、ここに④で学生がスポーツと勉強を両方やるというのがありましたよね。
これはいっとき、平成６年に富士中学校で試験的にやったことがあるんです。非常によかったです。
まだあの頃は土曜日が休みじゃなかったのかな。
土曜日の午後を使って、そのようなものを区が考え出したときに、やってみてくれ、というのでやったんですけれども、４時間で２時間を学習に充てて、これも３人来てもらって、英語の得意な人、数学の得意な人、国語の得意な人。
それから、スポーツはそれぞれ自分が好きなものをやりなさいと。これは今で言うスポーツ推進委員、そのころの体育指導委員を二、三人お願いして、それを２年ぐらい続けてやったんです。
その後は僕もいなくなったので分からないんですけれども、そのようなあれはあるんです。
使う場所というのは、いろんなところに空き地があったり何かするんだけれども、世田谷は場所が一本化されていないですからね。
公園だからだめとか、何だからだめとか。
だから、余計なことだけれども、もう１つは施設の一本化をお願いしておきたい。
そのようなことで、大変長くなって申しわけありません。以上です。
まだ他にいっぱいありますけれども、とりあえずそれで勘弁してください。 
会長　　Ｂ委員、お願いします。 
Ｂ委員　　できるだけ短くいきます。 
校庭の芝生化というのは本当に求められていたのか。別の言い方からしますと、全然別のところで、校庭は芝生化すべきじゃないと、それが僕のあれで、要は、オーストラリアなんかの雑草を入れなければ、そのメンテナンスであるとか、坪単価であるとか、そんなのがばか高い。
それで、鳥取であるとか大阪に入っているのは、牧草を買う。
そこは幾ら人が走ったって、すぐどんどこどんどこ生えて、しかも、坪単価が100円以下なんですね。
芝生なんか坪単価はそんなもんじゃいかない。
だから、そこら辺は、人工芝がいいのか、そういう雑草的なものがいいのか、というのは１つあるだろうとは思うんだけれども、何でもかんでも芝生化、芝生化って、ちょっと待ってくださいというところがありましたという　　　。 
Ｉ委員　　牧草を買うのもいいんだけれども、それをやると二子玉川みたいに根っこのところだけ上に出っ張っちゃって、下がなくなっちゃう。
だから僕は人工芝がいい。 
Ｂ委員　　だから、そこはどんどんどんどん踏みつけなきゃいけない。 
Ｉ委員　　踏みつけるんだけれども、学校でやる場合にどういうふうになるかということでしょう。
一般のところだったらいいけれどもね、と思うんですよ。余計なことを言って申しわけございません。 
Ｂ委員　　それで、１つ、スポーツ基本法との―組み立てはこれで非常にいいかなと思っているんですが、世田谷として出していくときの打ち出し方をどうするのか、それの大きなのが何なんだというのが１つあると思うんです。
それで、世田谷として、単純に言うと、スポーツ都市宣言をやっちゃうんだ、というふうに言えないのか。
いわゆる健康都市宣言は世田谷はやっていると思うんですが、スポーツ都市だ、という宣言はやっていないわけですね。
大田区が、スポーツ基本法なんかも踏まえて、スポーツ都市宣言をこの６月にしました。
それはもう一方では、総合体育館という非常にすごい、4000人の観客を収容して、かなりのトップリーグだとか、そこら辺を呼べる。
それの１つは、見るスポーツ、するスポーツ、支えるスポーツのうちの、見るスポーツを、区民のためにそういうチャンスを与えるんだと。
それが１つのお題目としてはあるんだけれども、どちらにしろ、そういうものがあったから、大田区が23区というか東京都で第一号だと思いますが、スポーツ健康都市宣言をした。
世田谷も、健康都市宣言はとうの昔にやっているから、今度はスポーツ都市宣言をやっちゃうとか。
そこら辺を出していくと、スポーツ基本法でスポーツ権が確立されて、スポーツをするのは人々の権利である、というたぐいのあたりを、もう少し単純に表現できるんじゃなかろうかなというのが１つ、ちょっと思ったところです。 
それから、子どものスポーツに関することなんですけれども、子どもという言葉だけでいいのか。
中の細かい話でもいいんですが、乳幼児のいわゆる身体運動、体を動かすということですね。
スポーツにはいかないんだけれども、神経系がかなり発達していく10歳以前、８割方は６歳ぐらいまでにできちゃっているわけですね。
その間はスポーツじゃなくていいと思うんですが、お母さんたちも体をおもちゃにして、と言ったら怒られるんですが、動かすという身体運動みたいな言葉も入っていったほうがいいんじゃなかろうかというのが、今ここにある言葉だけしか追っかけていないので、１つあります。 
その言葉だけというところからすると、先ほどもお話があった新ＢＯＰというのがこの中にないんですね。
ＳＴＥＰは辛うじて２枚目のトップにあったんですが、新ＢＯＰというのは、１つのチャンスとして、世田谷がこれまである意味では打ち出してきたもの。
新ＢＯＰにしても、その前のＢＯＰにしても。
それで、放課後子どもプランなんかを今ごろ文科省が出してきているんだけれども、世田谷はその前にやっているんだと、１つのモデルだと。
ただし、僕が気になるのは、新ＢＯＰにしてもそうなんですが、学校の枠に入っちゃっているんですね。
学校の枠を取っ払うような形で、せっかく９年教育、小学校２つ、中学校１つ、それが固まった形での新ＢＯＰになっていない。
要は地域としての新ＢＯＰ、自分のところの児童しか入れないよ、ということじゃない形になってくるといいなと。
これは、遊び場開放あたりもかなり広がってきている。
前で言うと、自分の学校の児童じゃないとだめよといって、それを広げて　　　。 
Ｉ委員　　そんなことないのでは。 
Ｂ委員　　いや、今は広げていますよ。 
Ｉ委員　　いやいや、前からそうだよ。それはないよ。
ただ行かないだけなんだよ。 
Ｂ委員　　でも、あるんですよ、実情を聞いていると。 
Ｉ委員　　それは学校によってだ。 
Ｂ委員　　だから、要はそれを広げていく、というのが新ＢＯＰあたりでもできていくといいんだろうなと。
そういう中に、その施設系で言うと児童館なんかもあるだろうし、それから、先ほどの身体運動のところで言うと保育施設ですよね。
保育所なんかのところでの子どもたちの面倒を一体どう見るの　　　。 
Ｃ委員　　保育所は大丈夫ですかね。
遅くまで保育をしているから、どちらかというと幼稚園のほうが、まだましかなと思うんですけれども。 
Ｂ委員　　かもしれないですね。
それからあとは、子どもが１人だったらまだいいんだけれども、兄弟がいて、上の子が小学校の低学年で、下がまだ保育所だとすると、幼保連携のところでの施設しか使えないという話にもなるんだけれども、それもどこかで、新ＢＯＰでも何でもいいんですが、地域という形で見ていけるように。それで、総合型なんかも、その中の単なる、その地域で子どもたちの体を考える１つの形でしかないというようなことが１つかな。
要は世田谷の特徴というのは、単純に言うと、学校限定じゃなくて地域に開く。
しかも、１個だけではなくて、もっとやるんだというあたりを打ち出すのが１つなのかなという気はしています。 
それから、障害者のところで言うと、これはスポーツ推進委員のところでもいろいろと議論して、一昨日も第３ブロックで障害者の話をいろいろとやったんですが、でもね、という話が出てくるのは、障害の種類と程度というのを我々がどこまで判断できるのか。
無作為に集まってくださいと、品川がこれを１度やったんです。
そうしたら手がつけられないわけです。障害の程度が全然違う。
それから、知的障害、身体障害の子が出てきて、地域でやろうとすると、身体障害の下肢不自由者というのは、かなり運動をされていますからいいんですけれども、そうじゃない運動の機会がない障害者が集まってくる。
そうすると、ボッチャであるとか幾つかのものに関してはいいんだけれども、そうじゃない、スティックを使ったものとかブラインド卓球なんかを一体どうするか。
ブラインド卓球を用意していた、だけれども、来るのはそうじゃない人が来る。
そうすると、品川がこのごろやっているのは、体育館まで１人で来られる人は受け入れますよというような、何か条件をつけざるを得ない。もう一方で、我々にしてもそうなんだけれども、障害の種類と程度でどこまで判断できるのか。
体が動けないというのは上半身だけなのか、首から上だけなのか、どこら辺に障害を持っているかというあたり。
これは当然勉強というか、やっていくところなんだけれども、だれでも彼でもいいんですよというと、ちょっとできない。
そこら辺が、いろいろと研修だとか、そういったところでも身につけられればいいなと。 
それからもう一方で、たしか目黒区が障害者の運動会をやっているんですよね。
これは、作業所であるとかそれ対抗で、全部で４つの組に分けて、応援合戦だとかいろんなこと、それから種目も複数のものをやって、年１回なんだけれども、そういう運動会をやるというのも１つだろうし、もう１つは、障害者スポーツ大会みたいな形です。
だから、要は非常に緩やかな形で障害者と触れ合うような機会をやるのか、それとも、障害者スポーツ大会だといって、それでも３種目ぐらいのものになるんだけれども、そういう形のものをやっていくのか。
何かそこら辺、ちょっときめ細かにやっていかないと難しいなと。
昨日のアドベンチャー in 多摩川も、特別支援学級の子どもたちが、いかだを作って参加されて、２人いかだに乗って、先生が１人後ろで漕ぐ。
そのような機会をやるのも１つなんだけれども、できるだけ子どもたちにも楽しんでもらいたいな、というところが１つはあります。 
それから、最後に１点だけ、課題に対応した方策で、障害者スポーツのところの３、４の②「世田谷区独自の障害者スポーツの指導者研修育成の組織を持つ」というところは、ちょっと検討したほうがいいかな。
要は、世田谷区独自の障害者スポーツなのか、世田谷区独自の研修育成なのか、世田谷区独自の組織なのか、どこにこの「世田谷区独自」がかかっていくのかなと。
障害者の指導者のところで初級、中級、上級というのがあって、目黒は区のほうに障害者スポーツセンターの方に来てもらって、５回、朝から晩、研修をやっているんです。
それで同じような資格認定をやっている。
そこでの問題というのは、今度、中級になろうとすると、今年は恐らく名古屋だったと思うんですが、神奈川かな。
ちょっとうろ覚えですが、身近にできないというところもある。それとは別に世田谷独自でやったほうがいいのか。
それから、スポレクネットのところでも障害者の指導の項目は入っているわけですよね。
それで、スポレクネットの障害者の研修内容と他のものを合わせるのか、いや、世田谷独自でいくのかというあたりは、ちょっと検討していく必要があるかな、というのが最後のあれです。
すみません。 
Ｉ委員　　今、体育館を使って年に１回、障害者の子どもたちの運動会を世田谷でもやっているんですよ。結構みんな集まってきますよ。 
Ｂ委員　　そうなんですか。僕は知らない。すみません。 
Ｉ委員　　それともう１つ、やはり事業所単位でバスで来て、これは車いすを使っている相当重度の知的障害を持った人たちもプールへ週に１遍来て、今始めているんですよ。
だから、そのようなものをこれから先、もっと今言ったように拡大していくためにはどうしていくのかということで、これはまたそれぞれ専門を持っている先生方と相談しながら広げていこうと思うんだけれども、やはり何といっても場所と人ですよ。
余計なことを言ってすみません。 
会長　　１周させていただいて、貴重な意見を数多くいただきました。まだもう少しというか、今の第１の議題のところで、もう１回、このくらい発言しておきたい、という委員の方はいらっしゃいますか。
できれば１件ないし２件、時間をいただいて２つ目に入りたいと思うんですけれども、ありますか。よろしいですか。 
では、ただいまの皆様方からいただいた貴重な意見、ありがとうございます。
皆様からいただいた意見をこれからまとめさせていただいて、議論というか、本日いただいた意見を次回までに改めて整理させていただいて、また話を進めさせていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 
世田谷区スポーツ推進に向けての課題を踏まえて、課題に対応する推進策、あるいはこれからの世田谷区のスポーツをどのように推進していくのかという形の中で、次の議題（２）の取り組むべき課題に対応した方策について、少し議論をいただければありがたいと思います。
時間的に言うならば、もう30分ぐらいの時間しかありませんので、本当に短い時間でご意見をいただいて、この課題というものが、対応策というか方策については次回のところで、本日の第５回では議題が尽くせないと思います。
先ほど調整の段階で６回目を12月に、という形の中で検討していただいていますので、それまでに本日いただいた意見を整理しながら、次の方策の部分についても新たなものを持っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 
議題（２）については、あまり時間がとれないということから、先ほど言いましたように、12月にもう１回具体的な時間をとらせていただくということで、今日は具体的な内容よりも、こういうことをこの課題の対応の方策のところに入れていただきたい、というような内容の意見をいただいて、会をまとめていってはどうかなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
では、また同じように副会長のＣ委員からお願いします。 
Ｃ委員　　先ほどの先生方のご意見を聞いていますと、項目はこの項目で、どうも競技をもう１項目増やすというのは私だけだったかな、と思ったりしているんですけれども、それはさておいて、方策のほうです。
先生方のご意見をずっと拝聴しておりますと、やっぱり今、これは随分広がっていますので、スポーツ都市宣言というふうにしてしまって、もう少し重点課題を出していくのかとか、そういうふうにでもしないと非常に間口が広いですよね。
ですから、世田谷らしさとは何か、というところで、重点課題、要するに特化するものは何かみたいなことを見つけ出さないとだめなんじゃないかなと感じました。 
ショウガイというのが、将来にわたっての生涯と、健常者に対する障害という２つがあるので、そのところをしっかり固めるのかということもそうですし、これまで世田谷は文化の世田谷と言われてきたけれども、スポーツ都市宣言をして、スポーツをぐっとやっていくのかどうか。
でも、人間が生きていくためには文化とスポーツというのは両輪ですよね。
どちらかだけというわけにはいかないと思うんですけれども、そういったようなところを整理して、私は何かきちっと特化したほうがいいかなと。
整理しないとまとまりがつかないかなという感じがしています。感想ですけれども。 
会長　　Ｄ委員、お願いします。 
Ｄ委員　　もう皆さんからご意見は出尽くしていますので、私からはちょっとまとめを兼ねて、私のほうの今日のまとめを、皆さん、せっかく資料が出ていますので、ちょっとよろしいでしょうか。
私の認識不足がありますので。 
まず、今日いただきました資料の中の東深沢の地域スポーツクラブです。
前回の委員会で、私のほうから資料が欲しいということを申し上げましたので、このようにたくさん資料をいただきまして、事務局の方、本当にお手数かけました。
熟読させていただきまして、本当にすばらしい東深沢のスポーツクラブであるということを認識させていただきまして、ありがとうございました。
今日はまた、クラブの代表の委員の方から、具体的なことが伺えて、とてもよかったと思います。
私のほうからちょっと、お答えしていただける方に教えてほしいんですが、この東深沢スポーツクラブを含めて、承認を受けているクラブが世田谷区に現在４つか５つありますよね。
それで、各クラブはどのような団体組織になっているんですか。
任意団体ですか、あるいは法人、ＮＰＯ等を持っているんですか。 
事務局　　では、事務局からお答えさせていただきます。 
今のクラブにつきましては６団体ありまして、今の段階ではすべて任意団体です。 
Ｄ委員　　任意団体ですか。
そうしますと、その任意団体を指導管轄しているのは自治体の中のどの部署ですか。スポーツ振興課ですか。 
事務局　　一応私どものほうで、資料ですとかその辺は提出していただくとともに、先ほどの説明にもありましたけれども、スポーツ財団のほうでも物品ですとかそういうことをやっておりますので、うちに来る書類と財団のほうに行く書類と両方ございます。 
Ｄ委員　　そうしますと、この資料からしますと、各クラブ、あるいはこれから新しくできるクラブが審査を受ける。
区長の決定を受けなきゃいけないという支援要綱がございますよね。
よって、クラブはその許認可を受けるに当たっては、いつもどこに書類を提出されているんですか。 
事務局　　私どものほうは育成支援要綱ということで、あくまでも地域で任意団体を作っていただいて、それが育成の支援要綱になりますので、地域で作った団体は、こういう支援をしていただきたいということで、私どもスポーツ振興課にその書類を出していただくような形になります。 
Ｄ委員　　では、スポーツ振興課が窓口ということですね。 
事務局　　はい、そうです。 
Ｄ委員　　それで、スポーツ振興課が審査をすると。 
事務局　　はい、そうです。 
Ｄ委員　　それで、この支援要綱に合致しているかどうかということを審査する。審査した後、許認可を出す。
それを財団のほうで補助金等の、あるいは物品等の持ち出しを行う。そうすると、もし何かこのクラブで難しい判断のことが起きた場合には、これはクラブのほう、任意団体に責任があるんですか。
あるいはそれは自治体が受けて、それを支援するんですか。 
事務局　　一応今の段階では任意団体ですので、そこで起きた事故等にもよると思いますが、多分相談は私どもスポーツ振興課であり、財団のほうにも行くとは思いますが、任意団体のほうで保険等、例えば事故でありましたらその保険を使っていただくいう形になるかと思います。 
Ｄ委員　　指導はあくまでも自治体が行うということですね。管理等について。 
事務局　　そうですね。そういった形の　　　。 
Ｄ委員　　それがお聞きしたかったんです。
その指導管理はどこが主体なのかということ。
あくまでも任意団体としてほうり投げておいて、もう任意団体がやりなさいよ、何か起こってもこちらは何も受けませんよと。
これではちょっと区の育成支援要綱には合致しないところがありますので、そのあたりをきちっと明文化されていたほうが、危機管理の面においても、今どきは必要じゃないかなと私は強く思います。
ですから、ちょっとお伺いしたかったんです。
わかりました。それでは、任意団体であるということですね。 
事務局　　はい、そうです。 
Ｄ委員　　ありがとうございました。
もう１つは、この障害者スポーツに関しての資料を賜りまして、都のいろんな例をいただきました。
先ほどＥ委員からも、とても価値のあるご意見、私もＥ委員の今日の発言に対してすごく感銘しています。
それで、とても大事だと思います。
それについて、都のいろんな資料が出ているんですが、世田谷区の現状、実態です。
障害者スポーツをやられている方、あるいは団体、あるいはグループ。要するに、世田谷区内の障害者スポーツに関する資料が、私は手元に全くないんですが、これはあるんですか、ないんですか。
これから調査をしないと資料はないんですか。 
事務局　　私どものほうとしては、例えば障害者専用のスポーツセンター的なものは現時点では施設がございませんので、もし必要であれば、障害者を管轄している所管課等と協力させていただいて、どういった団体がどういうことをやっているかというのは、今後調べるような形になるかと思います。 
Ｄ委員　　今申し上げたのは、基本法にも障害者スポーツが明確に前に出てきています。
今、手元に本来の区の状況が全く把握できていないのに、諮問答申でここで議論しても、またこれは机上の空論で形式的なものになってしまう。
これも大事なので、ぜひその実質の資料をいただけたらと。 
Ｂ委員　　３回目の資料８の①、この中の障害者スポーツレクリエーション推進事業ということで、運動・水泳教室、各種スポーツ教室・イベントという形で、どこを使ってという、これは配られています。
これとは違って？ 
Ｄ委員　　それは私も存じています。
存じていますが、他の障害者スポーツで、クラブスポーツ等で出てくる資料が多いので、もう少し具体的な、あるいはまた健常者と対比する資料になってきますし、ですから、そういうグループ、団体がもう既に確立されているのであれば、ぜひその生の声を、この委員会に反映していただきたいなと、このように思う次第です。
ですから、ひとつその点をよろしくお願いしたいと思っています。 
会長　　事務局、よろしいですか。 
事務局　　はい。 
会長　　Ｅ委員、お願いします。 
Ｅ委員　　方策に関して、今、障害者スポーツの件でお話がありましたけれども、今、日本が国連の障害者の権利条約の批准に向けて、さまざまな国内法等の改正、それから差別禁止法などの制定に向けて動いている状況があるかと思います。
こういう中で、世田谷区の障害者スポーツの方向性を示す中で、先ほどもお話しいたしましたけれども、ぜひ障害のある人とない人とが一緒にできる活動を、世田谷らしさの１つのメリットとして、メリットというか世田谷の１つの目玉として、ぜひそういったものを少し重点化していただけるといいかなと思います。 
中身については、またいろいろ現在の世田谷の状況などがあるかと思いますが、障害によって、多様な障害のある方たちを、うまくかかわらせていくというところで、いろんな困難さがあるかと思いますので、ぜひ指導者の育成、また、障害者のスポーツ、運動などの専門家の作業療法士とか理学療法士、こういったような方々との連携もとりながら、体制を作っていってもらって振興を図っていく、こういう方向性をぜひ打ち出していただけたらありがたいと思います。 
会長　　Ｆ委員、お願いします。 
Ｆ委員　　これで見ますと、やはり各委員のご意見とか提案の項目が非常によろしいので、ぜひこれが全部実施できたらと思います。そのためには、やっぱり宣伝で徹底しないと。
ところが、文書で出してもなかなか読んでもらえない、ということがありますので、例えば区民が大勢集まるような場合です。
スポーツまつりだとか、元旦あるこう会だとか、それぞれの競技の大きな大会があったような場合、こういうことがあるんですよ、ということをぜひ参加した皆さんに話していただいて、こういう項目が少しでも徹底できるようにしていただきたいと思います。 
会長　　Ｇ委員、お願いします。 
Ｇ委員　　今、Ｆ委員のおっしゃったのと、毎回出ているのが、参加者の人数が、多いところももちろんあるんですけれども、なかなかすそ野が広がらないというところで、私もすごく気にはなっていて、子どもとよくメールとかをスマホでやったりするんですが、今どきですから、ソーシャルネットワークサービス、ＳＮＳのようなものも世田谷が使ってはどうかな、という気がします。
せっかくいいことをやっているのに、なかなか広がらない。
もちろんこれまで通りの広報誌などの情報発信も併用しながら、新たな手段としての情報発信の方法というので、ツイッターとかフェイスブックといったものも考えてもよいのではないかと思います。 
予算を考えて、あまりかからないものは何だろうと思った場合に、インターネット関連のＳＮＳのようなものを使うような形ではどうでしょう。
うちなんかは中高生の子どもを持っていると、子どもたちはおもしろければ飛びつくんです。
それで、フェイスブックで友達に伝えたりしてあっという間に広がって、行こう行こうというような話にもなるので、それを利用しない手はないんじゃないかな。
そうすると、子どもたちの参加も増える。
そこで、もしかしたら家族のコミュニケーションに一役買えるかもしれない。
子どもが行きたいと親に話をして、おもしろそうだから親も行こうかということも実際にあるのです。
このことは、どうやって情報発信していくかという手段になるんですけれども、せっかく世田谷区内でさまざまな取り組みをしているのだから、情報のアクセスの手段化といったものも少し考えたほうがいいのかな、という気はしたんです。
ですから、これは中身というよりも、いかに区民全体に広めていくか、そういったところで、ちょっと提言に盛り込んでいただけるといいかなと思います。 
会長　　Ｈ委員、お願いします。 
Ｈ委員　　私は立場上、やはり子どものスポーツに関することというところにどうしても目が行ってしまうんですけれども、今年度から世田谷区は９年教育が始まりました。
それに関して、例えば９年教育とスポーツをうまくつなげていけないかというところで、小学生と中学生が一緒になって遊べるような場があるとか、小学校の場合は１年生から６年生まで年齢が幅広いですから、同じことをするというのは難しいかもしれませんけれども、その中には、今日は高学年と中学生が遊べるとか、ちょっと縦のつながりができるようなことがスポーツのほうにも、もっと食い込んでいけたらいいんじゃないかなと思います。 
 そうすると、やはり小学校の子どもたちも、自分よりスポーツができるお兄さん、お姉さんといいますか、年上の子たちに対してはすごく憧れがあると思うんです。
どうしてそう思うかというと、新ＢＯＰなんかを見ていますと、やっぱり塾が忙しいとか時間的な問題があるんでしょうけれども、高学年の子がなかなか来ないんです。
そうすると、低学年の子どもが、５、６年生が時々来てくれて、サッカーだの野球だのを一緒にやってくれると、もう全然動きが違いますし、目の輝きが違うような気がします。
なので、年齢が違う子どもたちと遊べる場、せっかくですから中学生も少し入っていけるような、その方策についてはこれからなんでしょうけれども、ちょっとそういったことを感じました。
方策としての１つに入れていただけたらいいんじゃないかなと思いました。 
それから、新ＢＯＰに関しても、やはりけがとか事故ということもあると思うんですが、規則があまりにあり過ぎて、いろいろ子どもたちが自由に遊べない部分を感じています。
そこに関してももう少し、保護者の方のご理解も必要かもしれませんけれども、やはり公園とかと違って指導員はたくさんいます。
それから、プレイングパートナーといって、子どもたちの安全を確保できるような見る目は、いっぱいあると思います。
ですので、その中で少し、学校ではできないちょっと危険なことだけれども、子どもたちがやってみたいことができる場がもう少しあるといいのではないかと思います。
先ほどお話に出たみたいに、いろんな運動器具がなくなるというのもそれですよね。
今までやりたかったのに、やってみたら、ちょっとぶつかっただけでもそれが大問題になってしまって、今まで遊んでいたものがなくなるみたいなこともありますので、そういったところを少し検討していただけたらなと思います。 
それから、新ＢＯＰの中でも、さっき申し上げたプレイングパートナーですけれども、募集の仕方は各学校によって違うのかもしれませんが、例えば大学生の方。
高校生はちょっと無理でしょうけれども、大学生の方とかスポーツを子どもたちとやっていただける方たち。
そういう方たちがもう少し―例えば大学に、新ＢＯＰの指導員、プレイングパートナーみたいな応募があるんですよ、ということをコマーシャルしていただけるといいのかなと思うんですが、それはしていただいているんでしょうか。
地域の大学にでも、あるんですか。 
会長　　あるんだと思いますよ。これは教育委員会の別枠なので、ありますよ。 
Ｃ委員　　あります。教育委員会系列で協力していますね。
タイアップさせていただいています。 
会長　　ええ。私たちとは違う。 
Ａ委員　　私の担当している小学校のＢＯＰは、近くの大学生がよくアルバイトに来ています。
口コミでみんなお友達が探してくるんですよ。 
Ｈ委員　　そうなんです。口コミなんですよね。私の小学校でもあるんですけれども、地域の大学生　　　。 
Ａ委員　　だから、つながっているんですよね。
卒業すると次の子が入ってきて、すごく活発に遊んでいますよ。 
Ｈ委員　　そこは口コミというのではなくて、口コミというと、どうしても同じ部活の中での先輩、後輩ぐらいのお話らしいんですね、私が聞いているのは。だから、もうちょっと連携ができるようなところが強化されるといいのかなと思っています。 
Ｉ委員　　これは皆さんのところでやっていないの。日体もやっているのでは。 
Ｃ委員　　やっています。協力しています。 
会長　　やっています。
これはスポーツ振興課のほうじゃなくて、教育委員会のほうの別枠での活動なんですよね。
だから、そういう意見をここに方策として入れることに関してはいいと思いますけれども、どこまでそういう立場の中で、委員会同士の中の踏み切れる部分があるかわからないので、ちょっと言葉上、その辺は考えてみましょう。 
Ｈ委員　　今度は横のつながりということですね。行政のほうの問題ですね。 
会長　　ええ。行政の担当部署が全然が違いますので。いいですか。 
Ｈ委員　　はい、わかりました。 
会長　　Ａ委員、お願いします。 
Ａ委員　　 いろんなお話を伺っていても、行き着くところは結局担保ですよね。
何をやっていても、何かあったときにどうしようかという、そこがものすごくネックだと思うんです。
そのときだれがどうしてくれるという部分のところがもうちょっとはっきりしないと、指導する人たちも、やっぱり後ろ盾がないとほどほどに。学校もそうですよね。
やっぱり先生たちもおどおどしながら。
そこは本当に目に見えた原因がずっと前からわかっているんだけれども、これはずっとそのままですよね。
これをどうかしないと、なかなかみんなやらないんじゃないでしょうかね。 
私たちの頃は、そんな時代じゃなかったから、けがをすれば自分の責任ですよね。
だれも何も文句を言わないし、あなたが悪いのよ、で終わっちゃう。
それで、私もお医者さんを知っていて、先生がよく言うんですよ。
骨ぐらい折ったって死なないんだから、１回ぐらい折らなきゃとか言ってね。
そのときに折ったからと大騒ぎしないで、子どもとしては折ったメリットもあるんですよね。
こういう状況のときに折った、折ったときにどういう痛さがあった。
例えば何かしたときに、自分が体験しているから、近所の人でもだれでもやったときに、ちょっと手を貸してあげられる。
それで、こういう状況のときは骨を折っているよ、という状況がわかるとかね。
例えばうちの子なんかは、ちょっと折ったときに、骨を折った状況が捻挫とわからないときは、目の前が一瞬真っ暗になるんだよ、そのときは骨を折っているのとか言って、そういうふうに自分で体験をしているから、ちょっとそういうサポートもできる。
だから、やっぱりけがをするメリットもあるんですよね。
そのけがもほどほどのところでしょうけれども、そういうところをもうちょっと何かしないと、これはなかなか打開できないでしょうね。
区のほうで何かそこは手当てをしていただかないとと思います。 
会長　　Ｊ委員、お願いします。 
Ｊ委員　　方策というか、ちょっと気になって、新ＢＯＰのことを話させてもらったんですけれども、新ＢＯＰの大事なのは、子どもたち同士で遊べるというのも大事な要因にあるので、いつも大人が、プレイングパートナーがいつもリードしていくだけではなく―というのは、今、そんな雰囲気がなければいいんですけれども、やはり子ども同士で遊ぶ環境がそこにある。
子どもたちの遊びの基地であって、決してだれか大人がリードするだけではない、ということだけちょっとおいておいて、私のさっきの意見は、時間的なことですけれども、そういう環境が必要な時間もあるだろうということで、新ＢＯＰでいつも大人がリードしていくということではないような気がしているので、同じご理解かもしれませんけれども、ちょっと１つあります。 
それからもう１つ、９年教育の話があって、世田谷区の９年教育は、いろいろ課題はあるにしても、方向としてはとても大事で、これをうまく大事にしていくことが大事かなと。
スポーツに関しても本当にそう思います。
実は今年、雨天で中学校の運動会が順延したから実現しなかったんですけれども、小学校３校と中学校１校、子どもたちをそれぞれ出して中学校の運動会でリレーをやろうと。
それも混合でやろうと。対抗にすると、あっちの小学校とこっちの小学校となっちゃうので、まだまだそこまでは成熟していないので、まずは一緒に。
そして、さっき憧れと言いましたけれども、中学校の生徒、お兄さん、お姉さんとその場でチームを組んで走って、みんなで応援したらどうだろうかということを企画しました。企画で終わったんですけれども、来年はぜひ実施したいなと思っています。
そういう機会がとても大事かなと思っています。そういうのもあるかな。 
それからもう１つ、本校は教育ビジョンの推進校だと、以前お話しさせてもらったんですけれども、やはり言葉だけで終わるんじゃなくて実践するようにしていく。
徹底という言葉が僕はとても大事かなと思うんですけれども、やはり各学校で子どもたちがスポーツを好きになる、運動が好きになるという方策ですよね。各学校が方策をきちんと出し合う。
それをまた学び合う。
そして、各学校のいいところを、またその学校がもらっていくようなことを具体的にしていく。
言葉だけで終わるのではなくて、もうそろそろ実がとれるようなことがとても大事かなと、教育の場にいて、そういうふうに思っているところです。 
最後、これは９年教育にかかわるんですけれども、中学生が部活でよく対抗試合をやっているというのを聞いていて、地域の人と話したら、そういうのを応援にも行きたいね、なんて話がありまして、どこかを観戦に行く、プロ野球を見るとか何とかじゃなくて、自分の住んでいる地域の中学生が、部活で頑張っているから応援に行こうかなと。
じゃ、行ってくださいではなかなか行かないから、区のほうでバスぐらい出しますよじゃないけれども、ここに集まれば体育館まで乗っけていきますよというと、あれは隣の子のだれだれちゃんだから応援しようとか、何かこういう機運を高めてみんなで盛り上げていく。
私も小さい頃を覚えているんですけれども、応援してもらうと、やっぱり勝ち負けじゃなくてうれしいもので、そういう環境も１ついいかなと思っています。 
会長　　Ｉ委員、お願いします。 
Ｉ委員　　時間がないので一言だけ、施設の一本化ということ、これをお願いします。 
会長　　Ｂ委員、お願いします。 
Ｂ委員　　組織の連携についてここに書いてあるんですが、もう１つ、さまざまな未利用地をどんどん活用できるようにしてほしいなと。前で言うと、ゲートボールだとかに使っていた。
それで、ゲートボールが完全に廃ってしまった。
その次に何かそこに入っていけばいいんだけれども、入れない。
それは、その土地を持っていた人が、固定資産税は免除されるけれども、それ以外には使わせないよ、というようなことじゃなくて、そういった空間も何か使えるように。
それが大きいとか狭いということもあるのかもしれないんだけれども、未利用地の活用。 
それからあと、施設がなくても公園に使えるようにということで、小さなさまざまな公園というのが、世田谷の場合、子どもの遊び場広場みたいな名目で土地を借りてやっているところがある。
そこは、盆踊りとかはやるけれども、ふだんは遊んじゃいけないみたいな感じで、そのような感じのところをどんどん使っていくということも１つあるのかなと思いました。 
会長　　ありがとうございました。
本日、第１、第２について、あまり時間もとれない部分もありましたけれども、大事なところが、当初の予定では、次回は来年の３月の審議会に回すということでしたけれども、年内にもう１回、審議会を開催していただけるということになりましたので、世田谷区の生涯スポーツ社会の実現に向けて、今後、地域やスポーツ団体は何を取り組んでいくべきなのか、何ができるのか、また、高齢者が生涯スポーツに親しんでいくための有効な施策や取り組みは何なのか。
本日の第５回目の議論を含め、これまでの議論を事務局に整理していただいて、その内容をご確認していただきながら、また追加の議論をいただきたいと思います。
次回の審議会では、課題に対応した方策をまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 
さらに、方策の部分でまだ全然示されていない項目の欄もありますので、もし各委員の方で再度検討していただいて、今、私たち、事務局と検討した内容の中でも、もう少しこういう言葉のほうがいいのではないだろうか、というような意見を次回までにいただければありがたいと思います。
事務局、今のような形でよろしいですか。 
では、次回の審議日程についてお諮りしたいと思います。
当初の予定では、今、お話をいたしましたとおり、次回、第６回の開催につきましては来年の３月頃を予定しておりましたが、それまでの間で年内の11月から12月に予定したいと思っております。
皆さん、いかがでしょうか。
各委員からの意見をちょっと聞いておきたいと思いますけれども、年内にもう１回やっていただくということでよろしいですか。 
Ｃ委員　　忘れないで議論できるので。 
Ｂ委員　　ええ、私は。 
会長　　では、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
それでは、年内に追加で開催させていただきたいと思います。
皆様のお手元に11月、12月のスケジュール調査票をお配りしますので、本日でも結構ですので、後日またファクス等で、事務局に９月21日金曜日までに提出をお願いいたします。 
会のほうも大分迫ってきて、いろんな形の中でここまでまとめてくることができました。
あともう一歩前進をさせたいと思いますので、次回の件、よろしくお願いいたします。
以上で本日の会議の日程は終了いたしますが、その他に何かご意見等がありましたらば、委員の方、ご質問、ご意見等いただきたいと思いますけれども、何かありますでしょうか。
他になければ、事務局から連絡事項をお願いいたします。 
事務連絡 
会長　　以上をもちまして、本日の世田谷区スポーツ推進審議会を終了させていただきます。
委員の皆様方、長時間ありがとうございました。