玉六情報 第121号 令和6年3月1日発行
発行人 身近なまちづくり推進協議会 玉六広報部会
事務局 深沢まちづくりセンター 電話番号 03-3422-8391

第一面

ふかさわ四方山話 学校編
桜町小学校校長 中村 泰之

本校は創立72年になります。児童数は現在932名、学級数は32学級です。
本校では今年度から「せたがや探究的な学び」の研究をしています。世田谷区で推進する教育施策「キャリア・未来デザイン教育」の実現のためです。急激に変化する社会の中で、子ども一人一人が社会の担い手として自らが課題に向き合い判断して行動し、それぞれが思い描く未来を実現する力を高めることが求められています。そのために「せたがや探究的な学び」へと学びの質的転換を図る必要があるのです。
本校では1・2年生の生活科、3年生から6年生の総合的な学習の時間の活動を子どもが探究したい内容に設定し、各教科と関連付け、子どもが主体的に学んでいくことを目指しています。内容は様々です。地域と連携した内容も充実しつつあります。1年生、4年生、5年生の活動を紹介します。
【1年生】
来年1年生になる保育園の子どもたちを歓迎するために、生活科の学びを生かして、ゲームやおもちゃを作っています。保育園の子どもたちに喜んでほしいという一念から、夢中になって取り組んでいます。子どもは自ら学び、よりよくなりたいと思っているのだということを実感します。
【4年生】 
桜新町商店街を訪れ、自分たちの推しの店を決めて、宣伝用のポップやパンフレットを作ったり、自分たちのアイデアを提案して商品開発をしてもらったりしています。自分たちの推しの店マップを作製するグループもあります。商店街の方々に協力していただいて成り立つ活動です。お店や地域の方から感謝されることも多く、「役に立つことができてうれしい」という気持ちが高まっています。
【5年生】
主食である米をテーマに進めています。究極のおにぎりや煎餅、団子にするため繰り返し何度も作っています。お餅をつくための杵と臼を自作する子どもたちもいます。お米にはお茶と考え、地域のお茶のインストラクターの方を招いて学ぶ授業も実施しました。
子どもが夢中になる活動には、地域のひと・もの・ことは欠かせません。すてきな地域にどんどん出かけ、人とのつながりを豊かにし、学ぶ喜びをたくさん感じてほしいと願っています。


第二面

第38回中学生の主張大会
中学生の主張大会実行委員長 鍵和田和明

2月3日土曜日に玉川区民会館せせらぎホールにて青少年深沢地区委員会主催「第38回 中学生の主張大会」を開催いたしました。深沢中学校・東深沢中学校の生徒の皆さんが舞台に立ち、地域のかたがたの前で約3分間のスピーチに挑戦する深沢地区の恒例行事です。また、深沢中学校吹奏楽部と東深沢中学校ダンス部も日ごろの活動の成果を披露してくれました。学校施設ではない本格的なホールでの発表ですのでスピーチも演奏演技も緊張は増したと思いますが、その分より貴重な経験だったと思います。参加してくれた生徒の皆さんありがとうございました。
この大会は社会福祉協議会の支援のもと、地区委員、町会、学校関係の皆さんの協力で成り立っています。各方面が力をあわせてひとつの事業を築くことも大変意義あることです。
これからも深沢地区の名物行事として続けていきますので地域の皆さん応援よろしくお願いします。

ナンバー 町会等 学校・学年 氏名 演題
1 深沢三友会推薦 深沢中1年 小松莉子 私の理想の先輩像
2 新町公民会推薦 深沢中2年 荒木璃央 ゲームって悪いこと?
3 交和会推薦 東深沢中1年 梅山未来 学校教育でiPadは必要なのか 
4 桜新町親和会推薦 深沢中2年 大幡篤志 音楽と私 
5 東深沢町会推薦 東深沢中2年 大田都和 剣道と僕 
6 深友会推薦 東深沢中2年 公文美羽 ボランティア活動で学んだこと
7 交和会推薦 東深沢中1年 丸山樹 囲碁が世界を変える
8 深沢三友会推薦 深沢中2年 鈴木迦音 あたりまえの日常 
9 深友会推薦 東深沢中2年 北出大智 オーストラリア派遣で学んだこと
10 新町公民会推薦 深沢中1年 渡邉颯希 僕と空手 
11 青少年深沢地区委員会受付 東深沢中2年 山本泰誠 昆虫たちが教えてくれること
12 駒沢三丁目町会推薦 深沢中1年 松本心来 アニメの影響力

3月中旬以降、深沢まちづくりセンターにて発表者全員の主張を掲載した文集を配布します。

第三面

災害時、どこで避難生活を送りますか?
令和6年1月1日に発生した能登半島地震では多くの方が被災し、避難生活を余儀なくされています。一方、首都東京は関東大震災から100年が経過し、30年以内に直下地震が起こる可能性は約70%と言われています。この機会に、自分自身と家族の災害への備えを見つめなおしてみましょう。

在宅避難のすすめ
大地震が発生した場合、指定避難所には多くの避難者が殺到する恐れがあります。仮に避難所に入れたとしても生活環境は良くありません。火災の延焼のおそれがなく自宅が安全であれば、自宅で避難生活を送る「在宅避難」を考えましょう。

在宅避難のメリット
・住み慣れた家の安心感  
・プライバシーが確保できる
・感染症のリスクが低い 
・ペットと一緒に過ごせる
・在宅避難者も支援物資の配給やボランティアの支援は受けられる

在宅避難の備え
・自宅の耐震化 昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建てられた建築物は、区の耐震化支援の対象になる場合あり
・家具の転倒防止 家具の配置換え、転倒防止器具の取り付け
・出火防止 地震を感知して電気を自動遮断する感震ブレーカーの設置など
・災害情報の収集 災害時はインターネットにアクセスできない可能性あり。テレビ・ラジオ・防災行政無線・区HP・区防災ポータルなど、なるべく多くの収集方法を確認しておく
・備蓄品の確保 1人最低3日分、できる限り1週間分の備蓄
 備蓄品の例 水(1人1日3?目安)、食料、スマホ充電器、カセットコンロ・ボンベ、ライト、トイレ(1人1日5回分目安)、常備薬、乳幼児用品、ペット用品 など
 ローリングストック 食料品や日用品など、普段使っているものを少し多めに購入し、古いものから順に使いながら常に一定の備蓄をキープしておく


第41回新年ふかさわ子ども大会
深沢児童館長 齊藤智恵子

令和6年1月21日(日)『第41回新年ふかさわ子ども大会』を開催しました。
今回は4年ぶりに餅つきを再開し、犬棒かるたも参加者を増やして熱戦を繰り広げました。百人一首や昔あそびのコーナーも含めて、当日は延べ1,000人近い参加者があり、雨が降る荒天の中でしたがにぎやかに過ごすことができました。
今後も地域の皆様が日本の文化であるお正月遊びを通して、多世代で交流する機会として大切に続けていきたいと思っています。


第四面

春の行事予定
日程 会場 主催
東深沢桜まつり 4月6日(土曜日)11時から17時 呑川緑道・エーダン商店街中央通り 東深沢桜まつり実行委員会
桜新町さくらまつり 4月14日(日曜日)11時から17時 桜新町駅前通り 桜新町さくらまつり実行委員会
ヤ・エまつり 4月14日(日曜日)10時から15時 桜新町東京電力・東京ガス前 ヤ・エまつり実行委員会
フリーマーケット 4月28日(日曜日)9時半から12時 東深沢中学校校庭 東深沢・等々力コミュニティー

深沢地区町会連合会 功労者表彰
令和6年1月5日の新年初顔合わせ会において、各町会で長い間町会活動にご尽力いただいた皆様が功労者として表彰されました。
功労者
深友会 森田ヨシ
東深沢町会 末次顕子
交和会 久保加代子
深沢三友会 浅見登志一
新町公民会 高木喜世子
桜新町親和会 湯澤瑞子
桜新町町会 石田チズ子
駒沢三丁目町会 丸山浩平
駒沢町会 武田文子

東京都青少年健全育成功労者等表彰
深沢中学校茶道部は、「桜新町さくらまつり」他のイベントで訪れた方にお茶を振舞う地域貢献活動を続けています。このほどこの活動が評価され東京都青少年健全育成功労者等表彰を受賞しました。深沢中学校茶道部の皆さんおめでとうございます。

令和5年度 深沢地区募金結果のご報告
今年度も皆さんのご協力により、多くの募金が集まりました。ありがとうございました。
日赤社資 1,475,850円
社協会費 2,267,390円
共同募金 650,000円
歳末助け合い募金 2,587,166円



玉六広報部会
部会長 溝尻眞理【深友会】
副部会長 山本紀子【東深沢町会】
青柳義博【交和会】
髙安敬子【深沢三友会】
藤塚疇【新町公民会】
彌永正毅【桜新町親和会】
山澤順子【桜新町町会】
鈴木昭二【駒沢三丁目町会】
勝田敏彦【駒沢町会】