等々力防災Watch! No.20

在宅避難をするために

「災害が起きたらまずは避難所へ」そう思っていませんか?避難所での生活は、
選択肢のひとつに過ぎません。自宅での安全が確保できる状況ならば、在宅避難
を考えてみましょう。住み慣れた自宅で過ごすことで、心身の健康を保ちやすく
なります。災害に備えて、今すぐにできる事前の準備を2点ご紹介します。

正確な情報手段を確認しておこう
非常時の混乱した状況の中では、デマや噂が多く出回ります。
災害時に正確な情報を入手するための手段やツールを、事前に確認しておきましょう!
また、町会・自治会の活動に積極的に参加して、地域の方と声を掛け合える関係を
築いておきましょう。

1ラジオ
区内の地震情報、被害状況、生活情報などの災害情報を、
エフエム世田谷(周波数FM83.4MHz)でお知らせします。

2世田谷区防災ポータル (令和5年9月から運用開始)
災害時における「避難情報」、「避難所の開設情報」など様々な情報を確認できます。
平時においても、日頃からの備えに役立つ情報として、避難所やハザードマップの情報など
を確認することができます。
また、東京都の公式アプリ「東京都防災アプリ」にもリンクできます。
(世田谷区防災ポータル内「災害時の情報」→「防災アプリ」をクリックしてください。)

3災害・防犯情報メール配信サービス
あらかじめメールアドレスを登録された方を対象に、災害・防災情報が電子メールで送信されます。
(パソコン・携帯電話などで受信可能です。)

4X(旧Twitter)
Xに登録した上で世田谷区危機管理部アカウント(@setagaya_kiki)をフォローすると、
災害・防災情報などが配信されます。

5防災行政無線・広報車
「防災無線電話応答サービス(℡050‐5536‐6957)」に電話すると、
24時間以内に無線塔から放送された内容を聞くことができます。通信料がかかります。

トイレ備蓄、忘れていませんか?
災害時には、自宅のトイレが使えなくなることがあります。トイレに行くのを
我慢すると、体調を崩す原因となります。いざという時のために、ここでは3つ
のポイントを押さえておきましょう!

1水洗トイレを使用する前に、ここをチェック!
停電していないか?     
断水していないか?
排水管は破損していないか?
(水漏れ、床下や天井裏からの水が垂れる音、汚水のにおいに注意)
排水管の損傷がないことを確認できるまで、トイレを使わないようにしましょう。

2水洗トイレが壊れてしまったら携帯トイレを使いましょう!
凝固剤などで固めることができて衛生的なので、平時には旅行やドライブに、
キャンプやアウトドアにも適しています!お近くの100円ショップなどで購入できます。

使用方法
1便座にポリ袋をかぶせた後、養生テープなどで固定し、その上から携帯トイレを設置します。
ごみ袋2枚と細かく破いた新聞紙でも代用できます。
2用を足し、汚物を固めます。
3携帯トイレだけを取り出し空気を抜いて口を強くしばります。
トイレットペーパーも中に入れます。
4密閉できる容器で収集まで保管します。


3携帯トイレはどれくらい必要?
例えば3人家族なら?
5回×家族3人分×7日=1週間に105回分

5回は成人の平均排泄回数、7日は国が推進する日数です。

食料品やその他日常備蓄については、前号(No.19)をご確認ください!
前号(No.19)は、等々力まちづくりセンターにて配布しております。
ホームページからもご覧いただけます。

「等々力防災 Watch!」は春と秋の年2回発行しております。
印刷費の一部には、等々力地区の古着・古布回収の売り払い金が充てられています。 令和6年3月

発行者 等々力地区区民防災会議 
事務局 世田谷区等々力まちづくりセンター
電話03-3702-2143 ファクシミリ03-3702-1165